Management Studio へのカスタム レポートの追加

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed InstanceAzure Synapse AnalyticsAnalytics Platform System (PDW)

ここでは、簡単な Reporting Services レポートを作成し、.rdl ファイルとして保存した後、そのファイルを SQL Server Management Studio にカスタム レポートとして追加する方法について説明します。 SSRS では、さまざまな高度なレポートを作成できます。 このトピックを使用してレポートを作成するには、SQL Server Data Tools (SSDT) がコンピューターにインストールされている必要があります。 Management Studio を使用してカスタム レポートを実行するために、SQL Server に SSRS をインストールする必要はありません。

簡単なレポートを作成し、.rdl ファイルとして保存するには

  1. [スタート]ボタンをクリックし、 [すべてのプログラム][Microsoft SQL Server]の順にポイントし、 [SQL Server データ ツール]をクリックします。

  2. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、 [プロジェクト] をクリックします。

  3. [プロジェクトの種類] ボックスの一覧で、 [ビジネス インテリジェンス プロジェクト] をクリックします。

  4. [テンプレート] ボックスの一覧で、 [レポート サーバー プロジェクト ウィザード]をクリックします。

  5. [名前]「ConnectionsReport」と入力して、 [OK]をクリックします。

  6. レポート ウィザード の最初のページで、 [次へ]をクリックします。

  7. [データ ソースを選択します] ページの [名前] ボックスに、データベース エンジンへの接続で使用する名前を入力し、[編集] をクリックします。

  8. [接続プロパティ] ダイアログ ボックスの [サーバー名] ボックスに、データベース エンジンのインスタンスの名前を入力します。

  9. [データベースの選択または入力] ボックスに、SQL Server の任意のデータベースの名前 (「AdventureWorks2022」など) を入力して、[OK] をクリックします。

  10. [データ ソースを選択します] ページで、 [次へ]をクリックします。

  11. [クエリのデザイン] ページの [クエリ文字列] ボックスに、次の Transact-SQL ステートメントを入力して、[次へ] をクリックします。これはデータベース エンジンへの現在の接続一覧を表示するステートメントです。 レポート ウィザードの [クエリ文字列] ボックスにレポート パラメーターは使用できません。 複雑なカスタム レポートは、手動で作成する必要があります。

    SELECT session_id, net_transport FROM sys.dm_exec_connections;

  12. [レポートの種類を選択します] ページで [テーブル]を選択して、 [完了]をクリックします。

  13. [ウィザードの完了] ページの [レポート名] ボックスに「 ConnectionsReport」と入力し、 [完了] をクリックすると、レポートが作成され、保存されます。

  14. SQL Server Data Tools を閉じます。

  15. データベース サーバー上でカスタム レポート用に作成したフォルダーに、 ConnectionsReport.rdl をコピーします。

レポートを Management Studio に追加するには

  • Management Studio のオブジェクト エクスプローラーでノードを右クリックし、[レポート] をポイントして、[カスタム レポート] をクリックします。 [ファイルを開く] ダイアログ ボックスで、カスタム レポート フォルダーに移動し、 ConnectionsReport.rdl ファイルを選択して、 [開く]をクリックします。

    新しいカスタム レポートは、初めてオブジェクト エクスプローラーのノードから開いたときに、最近使用した一覧に追加されます。この一覧はノードのショートカット メニューの [カスタム レポート] の下に表示されます。 標準レポートも、初めて開いたときに [カスタム レポート]の下の最近使用した一覧に表示されます。 カスタム レポート ファイルを削除した場合は、次にそのアイテムを選択したときに、最近使用した一覧からアイテムを削除するというプロンプトが表示されます。

    1. 最近使用した一覧の表示ファイル数を変更するには、 [ツール] メニューの [オプション] をクリックし、 [環境] フォルダーを展開して [全般]をクリックします。

    2. [最近使用したファイルの一覧]の数を調整します。

参照

Management Studio におけるカスタム レポート
カスタム レポートでのオブジェクト エクスプローラー ノード プロパティの使用
カスタム レポート実行時の警告の抑制を解除する方法
SQL Server Reporting Services