SUSER_ID (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL Managed Instance

ユーザーのログイン ID 番号を返します。

Note

SQL Server 2005 (9.x) 以降では、SUSER_ID は sys.server_principals カタログ ビューで principal_id として一覧表示されている値を返します。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

SUSER_ID ( [ 'login' ] )   

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

'login'
ユーザーのログイン名を指定します。 loginnchar です。 loginchar として指定された場合、login は暗黙的に nchar に変換されます。 login には、任意の SQL Server ログイン、または SQL Server のインスタンスに接続する権限を持つ Windows ユーザーまたはグループを指定できます。 login の指定を省略すると、現在のユーザーのログイン ID 番号が返されます。 パラメーターに "NULL" という語が含まれていると、NULL が返されます。

戻り値の型

int

解説

SUSER_ID は、SQL Server 内に明示的に展開されているログインに対してのみ、ID 番号を返します。 この ID は、所有権と権限を追跡するために、SQL Server 内で使用されます。 この ID は、SUSER_SID から返されるログインの SID と等しくありません。 login が SQL Server ログインの場合、SID は GUID にマップされます。 login が Windows ログインまたは Windows グループの場合、SID は Windows セキュリティ識別子にマップされます。

SUSER_SID は、syslogins システム テーブルにエントリを持つログインに対してのみ SUID を返します。

システム関数は、選択リストの中、WHERE 句の中、および式を使用できるすべての場所で使用できます。ただし、パラメーターを指定しない場合であっても、その後に常にかっこを指定する必要があります。

次の例では、sa ログインのログイン ID 番号を返します。

SELECT SUSER_ID('sa');  

参照

sys.server_principals (Transact-SQL)
SUSER_SID (Transact-SQL)
システム関数 (Transact-SQL)