単項演算子 - 負号

数値式について負の値を返します (単項演算子)。単項演算子は、数値型に分類されるデータ型の 1 つの式に対してだけ操作を実行します。

+ (正) 演算子と - (負) 演算子は、数値型カテゴリのいずれかのデータ型の任意の式で使用します。 ~ (ビットごとの NOT) 演算子を使用できるのは、整数型に分類されるデータ型の式だけです。

構文

- numeric_expression

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

numeric_expression
有効な式を指定します。データ型は、日付と時刻以外の数値データ型であることが必要です。

numeric_expression のデータ型を返します。ただし符号なし tinyint 型の式は例外で、この場合の結果は符号ありの smallint 型になります。

次の例では、変数に負の値を設定します。

USE tempdb;  
GO  
DECLARE @MyNumber DECIMAL(10,2);  
SET @MyNumber = -123.45;  
SELECT @MyNumber AS NegativeValue;  
GO

結果セットは次のようになります。

NegativeValue  
---------------------------------------  
-123.45  
  
(1 row(s) affected)

次の例では、変数を負の値に変更します。

USE tempdb;  
GO  
DECLARE @Num1 INT;  
SET @Num1 = 5;  
SELECT @Num1 AS VariableValue, -@Num1 AS NegativeValue;  
GO

結果セットは次のようになります。

VariableValue NegativeValue  
------------- -------------  
5             -5  
  
(1 row(s) affected)

次の例では、正の定数の負の値を返します。

USE ssawPDW;  
  
SELECT TOP (1) - 17 FROM DimEmployee;

戻り値

-17

次の例では、負の定数の正の値を返します。

USE ssawPDW;  
  
SELECT TOP (1) - ( - 17) FROM DimEmployee;

戻り値

次の例では、dimEmployee テーブルの各従業員に対し、BaseRate 値の負の値を返します。

USE ssawPDW;  
  
SELECT - BaseRate FROM DimEmployee;