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IsValidDetailed (geography データ型)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

無効な空間オブジェクトの問題の特定に役立つメッセージを返します。 オブジェクトが無効な場合は、最初のエラーだけが返されます。 オブジェクトが有効な場合は、値 24400 が返されます。

構文

  
.IsValidDetailed()  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

戻り値の型

SQL Server 戻り値の型: nvarchar(max)

CLR 戻り値の型: string

解説

次の表に、返される可能性のある戻り値を示します。

戻り値 説明
24400 有効
24401 無効です。原因は不明です。
24402 ポイント {0} がこの型のオブジェクトで無効な孤立点であるため無効です。
24403 多角形のエッジの一部のペアが重なり合っているため無効です。
24404 多角形のリング {0} がそのリング自体または別のリングと交差しているため無効です。
24405 一部の多角形のリングがそのリング自体または別のリングと交差しているため無効です。
24406 曲線 {0} が 1 点に退化しているため無効です。
24407 多角形のリング {0} がポイント {1} で破綻して直線になっているため無効です。
24408 多角形のリング {0} が閉じていないため無効です。
24409 多角形のリング {0} の一部が多角形の内部に存在するため無効です。
24410 リング {0} が外部リングではない多角形の最初のリングのため無効です。
24411 リング {0} が多角形の外部リング {1} の外側に存在するため無効です。
24412 リング {0} と {1} を含む多角形の内部が接続されていないため無効です。
24413 曲線 {0} の 2 つのエッジが重なり合っているため無効です。
24414 曲線 {0} のエッジが曲線 {1} のエッジと重なり合っているため無効です。
24415 一部の多角形が無効なリング構造になっているため無効です。
24416 曲線 {0} のポイント {1} から開始するエッジが直線または対蹠エンドポイントを含む逆円弧であるため無効です。

次の例は、IsValidDetailed() メソッドの動作方法を示す、無効な空間オブジェクトの例です。

DECLARE @p GEOGRAPHY = 'Polygon((2 2, 4 4, 4 2, 2 4, 2 2))'  
SELECT @p.IsValidDetailed()  
--Returns: 24409: Not valid because some portion of polygon ring (1) lies in the interior of a polygon.  

参照

Geography インスタンスの拡張メソッド