CREATE FULLTEXT STOPLIST (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

現在のデータベースに新しいフルテキスト ストップリストを作成します。

ストップワードは、"ストップリスト" と呼ばれるオブジェクトを使用してデータベースで管理されます。 ストップリストは、フルテキスト インデックスに関連付けられている場合、そのインデックスのフルテキスト クエリに適用されるストップワードの一覧です。 詳細については、「 フルテキスト検索に使用するストップワードとストップリストの構成と管理」を参照してください。

重要

CREATE FULLTEXT STOPLIST、ALTER FULLTEXT STOPLIST、DROP FULLTEXT STOPLIST は、互換性レベル 100 以下でのみサポートされています。 互換性レベルが 80 および 90 の場合、これらのステートメントはサポートされません。 ただし、システム ストップリストは、どの互換性レベルでも自動的に新しいフルテキスト インデックスに関連付けられます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

  
CREATE FULLTEXT STOPLIST stoplist_name  
[ FROM { [ database_name.]source_stoplist_name } | SYSTEM STOPLIST ]  
[ AUTHORIZATION owner_name ]  
;  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

stoplist_name
ストップリストの名前です。 stoplist_name には、最大 128 文字まで指定できます。 stoplist_name は、現在のデータベース内のすべてのストップリスト間で一意であり、識別子のルールに準拠している必要があります。

stoplist_name は、フルテキスト インデックスが作成されるときに使用されます。

database_name
source_stoplist_name で指定したストップリストが置かれているデータベースの名前です。 指定しない場合、database_name は現在のデータベースに設定されます。

source_stoplist_name
既存のストップリストをコピーすることで、新しいストップリストを作成するように指定します。 source_stoplist_name が存在しない場合、またはデータベース ユーザーに適切な権限がない場合は、CREATE FULLTEXT STOPLIST がエラーで失敗します。 ソース ストップリストのストップワードに指定された言語が現在のデータベースに登録されていない場合、CREATE FULLTEXT STOPLIST は成功しますが、警告が表示され、対応するストップワードは追加されません。

SYSTEM STOPLIST
リソース データベースに既定で存在するストップリストから新しいストップリストを作成するように指定します。

AUTHORIZATION owner_name
ストップリストの所有者となるデータベース プリンシパルの名前を指定します。 owner_name に現在のユーザーがメンバーとなっているプリンシパルの名前を指定するか、または owner_name に対する IMPERSONATE 権限を現在のユーザーが持っている必要があります。 このオプションを指定しない場合は、所有権は現在のユーザーに与えられます。

注釈

ストップリストの作成者はその所有者になります。

アクセス許可

STOPLIST を作成するには、CREATE FULLTEXT CATALOG 権限が必要です。 ストップリストの所有者は、ストップリストに対して明示的に CONTROL 権限を付与することで、ユーザーによるワードの追加と削除、およびストップリストの削除を許可できます。

Note

フルテキスト インデックスが関連付けられたストップリストを使用するには、REFERENCE 権限が必要です。

A. 新しいフルテキスト ストップリストを作成する

次の例では、myStoplist という名前の新しいフルテキスト ストップリストを作成しています。

CREATE FULLTEXT STOPLIST myStoplist;  
GO  

B. 既存のフルテキスト ストップリストからフルテキスト ストップリストをコピーする

次の例では、myStoplist2 という名前の既存の AdventureWorks ストップリストをコピーして、Customers.otherStoplist という名前の新しいフルテキスト ストップリストを作成しています。

CREATE FULLTEXT STOPLIST myStoplist2 FROM AdventureWorks.otherStoplist;  
GO  

C. システムのフルテキスト ストップリストからフルテキスト ストップリストをコピーする

次の例では、システム ストップリストをコピーして、myStoplist3 という名前の新しいフルテキスト ストップリストを作成しています。

CREATE FULLTEXT STOPLIST myStoplist3 FROM SYSTEM STOPLIST;  
GO  

参照

ALTER FULLTEXT STOPLIST (Transact-SQL)
DROP FULLTEXT STOPLIST (Transact-SQL)
フルテキスト検索に使用するストップワードとストップリストの構成と管理
sys.fulltext_stoplists (Transact-SQL)
sys.fulltext_stopwords (Transact-SQL)
フルテキスト検索に使用するストップワードとストップリストの構成と管理