Microsoft Surface Diagnostic Toolkit

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit を使って Surface デバイスのハードウェアをテストする方法について説明します。

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit は、一連のテストを実行して Surface デバイスのハードウェアを診断する小型で携帯可能な診断ツールです。 Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の実行可能ファイルは 3 MB 未満なので、メールで配布することができます。 インストールする必要はなく、USB スティックやネットワークから直接実行できます。 Microsoft Surface Diagnostic Toolkit では、タッチスクリーン、カメラ、センサーなど、個々のコンポーネントの複数のテストについて説明します。

注意

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit を実行するには、Surface デバイスで Windows を起動する必要があります。 Microsoft Surface Diagnostic Toolkit は、次の Surface デバイスでのみ実行できます。

  • Surface Studio
  • Surface Book
  • Surface Pro 4
  • Surface 3 LTE
  • Surface 3
  • Surface Pro 3
  • Surface Pro 2
  • Surface Pro
注意

メールで実行可能ファイルを転送しても、そのファイルは、セキュリティ ソフトウェアや、多くのメール アプリケーションとメール サービスに組み込まれているセキュリティ対策機能によってブロックされることがあります。 Surface Diagnostic Toolkit をメールで送信するには、Surface Tools for IT のページからダウンロードしたアーカイブ ファイル (.zip) を展開せずに添付します。 .exe ファイルを収録したカスタムの .zip アーカイブを作成することもできます (この記事の「ローカライズ」セクションで説明しているように、テキストをローカライズする必要がある場合など)。

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の実行は、実践的なアクティビティです。 テスト シーケンスにはいくつかのテストが含まれており、操作を実行したりテストの結果を確認したりして、[Pass] または [Fail] のいずれか該当する方のボタンをクリックする必要があります。 一部のテストでは、外部ディスプレイなどの外部デバイスへの接続が必要です。 Windows の組み込みのトラブルシューティング ツールを使うテストもあります。 テストの最後に、テスト結果の視覚的なレポートが表示されます。ログ ファイルを保存したり、結果をクリップボードにコピーしたりすることもできます。

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit ですべてのテストを実行するには、次のものを準備する必要があります。

  • HDMI または DisplayPort の適切な接続を備えた外部ディスプレイ

  • ペアリング モードにすることができる Bluetooth デバイス

  • Surface デバイスと互換性のある MicroSD カードまたは SD カード

  • Surface ペン

  • Surface デバイスを自由に動かすことができるスペース

  • 3.5 mm のステレオ プラグ付きの外部スピーカーまたはヘッドホン

  • Surface デバイスの電源アダプター

注意

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit のテストで確認されるのは Surface デバイスのハードウェアだけです。オペレーティング システムやソフトウェアの問題の解決は行われません。

テスト オプションの構成

実行するテストを選択する前に、ウィンドウの右上隅にある [Tools] images\surface-diagnostic-kit-gear-icon.png ボタン (図 1) をクリックして、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の [Options] セクションにアクセスできます。 [Options] セクションでは、テストの深度とログ、およびログ ファイルの保存場所を構成できます。 各テストのダイアログ用の追加の言語ファイルを作成して使用することもできます。

ウィンドウの右上隅にある [Tools] ボタン (強調表示された部分)

図 1. ウィンドウの右上隅にある [Tools] ボタン (強調表示された部分)

注意

テストを実行する前に、選択するオプションをすべて指定しておいてください。 テスト シーケンスの開始後にテスト オプションを変更することはできません。

テストの深度

[Test Depth] ページを使用して、テストと診断のモードを 3 つの中からすばやく選択できます。 [Test Depth] ページには、3 つの位置を指定可能なスライダーが表示されます (図 2)。 スライダーの位置を指定することにより、[Run Specific Tests] ボタンを使用して特定のテストを選択しなくても、実行するテストと記録する情報が決定されます。 3 つのモードでは、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方で Microsoft Surface Diagnostic Toolkit のテストを強制的に実行できます。

データ収集の深度を選択する [Test Depth] のスライダーが表示される画面

図 2. データ収集の深度を選択する [Test Depth] のスライダー

[Test Depth] のスライダーを使用してモードを選択すると、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の実行可能 (.exe) ファイルと同じ名前の構成ファイル (.ini) が同じフォルダーに作成されます。 たとえば、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の実行可能ファイルが SurfaceDiagnosticToolkit.exe である場合、構成ファイルは SurfaceDiagnosticToolkit.ini になります。 実行可能ファイルを実行すると、構成ファイルによってオプションが自動的に設定されます。 複数のデバイスにおいて、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit を特定のモードで実行するには、各デバイスで使用する .exe ファイルと同じフォルダーに .ini ファイルが残っていることを確認します。

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit を実行する場合は、[Run Specific Tests] ボタンを引き続き使用して、特定のテストを有効または無効にすることができます。 [Please Select Tests to Run] ページで選択したテストは、[Test Depth] ページで指定したモードによって有効または無効に設定されたテストよりも優先されます。 モードを選択すると、そのモードに適用されるテストが既定で有効になり、そのモードで不要なテストが無効になります。

次に示すように、各モードには特定のフォーカスがあり、異なるレベルの情報がログ ファイルに記録されます。

  • ハードウェア/ソフトウェア フォーカス。 これは、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の既定のモードです。 このモードでは、デバイスに適用されるすべてのテストが実行されます。 このモードでは、最も多くの情報が記録され、最も時間がかかります。
  • ソフトウェア エクスペリエンス フォーカス。 このモードでは、デバイスに関する情報を収集してログ ファイルに記録します。 このモードでは、ハードウェア テストは実行されません。 このモードで実行されるテストは次のとおりです。
    • Windows Update のチェックのテスト
    • デバイス情報のテスト
    • システム評価のテスト
    • クラッシュ ダンプの収集のテスト
    • モダン スタンバイのテスト
  • ハードウェア検証フォーカス。 このモードでは、デバイスのハードウェアをテストしますが、システム ログ ファイルやデバイス情報を収集しません。 デバイスのハードウェアに関連するすべての診断テストは、このモードで実行されます。 実際に実行されるテストは、ハードウェア構成に応じてデバイスごとに異なります。 このモードでは、記録される情報が最も少なく、所要時間も最小限に抑えられます。

保存場所

[Save Location] ページの [Browse] ボタンを使用して、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit のログ ファイルを保存する既定の場所を選択します。 テストが完了した場合でも、ログ ファイルを保存するかどうかをユーザーに確認するメッセージが表示され、ログ ファイルは自動的に保存されません。 ユーザーは、[Save to File] ボタンをクリックしてログ ファイルを保存する必要があります。 [Test Depth] モードの場合と同様に、この保存場所は Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の構成 (.ini) ファイルに格納され、ファイルが存在しない場合は、このオプションを構成すると、ファイルが生成されます。

追加の言語

各テスト中に表示されるダイアログをカスタマイズする方法については、この記事の「ローカライズ」セクションをご覧ください。 [Additional Language] ページでは、各テスト中にダイアログをカスタマイズするために使用可能なローカライズ ファイルを生成できます。 [Browse] ボタンを使用して、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit で使用する特定のローカライズ ファイルを指定することもできます。

フィードバック

[Feedback] ページのフォームを使用して、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit で発生した問題を製品チームに通知したり、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の品質向上に関するご提案をお送りいただくことができます。

テスト

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit では、Surface デバイスでいくつかの個別のテストが実行されます。 すべてのテストがすべてのデバイスに適用されるわけではありません。 たとえば、[ホーム] ボタンのテストは、[ホーム] ボタンがない Surface Pro 4 には適用されません。 実行するテストを指定することも、すべてのテストを実行することもできます。 外部デバイスを必要とするテスト (外部ディスプレイへの出力のテストなど) で、テスト時に必要な外部デバイスがない場合は、そのテストをスキップすることができます。 特定のテストに合格しなかった場合は、続行するかその時点でテストを中止するかの選択を求められます。

テストが完了すると、[Test Results] ページが表示され (図 3)、各テストの状態が示されます。状態は合格、失格、不確定 (スキップ) のいずれかです。 もう一度テストを実行する、ログ ファイル (テストで収集された追加のログ ファイルを含む) を保存する、クリップボードにログ ファイルのテキストをコピーする、のいずれかを選択できます。

[Test Results] ページのサンプル

図 3. テスト結果の表示

テストが完了したら、[Test Results] ページの [Add additional feedback to results ->] をクリックして、ログ ファイルにコメントを追加することもできます。 コメントを追加するには、[Test Results] ページの [Type any additional feedback about these tests] フィールドを使用します (図 4)。

ログ ファイルにコメントを追加するためのフィールドが表示されるウィンドウ

図 4. ログ ファイルへのコメントの追加

このページで入力したコメントは、ログ ファイル内では、選択したテスト結果の後、[Files] セクションの前に表示されます。 ログ ファイル内におけるこれらのコメントのセクション ヘッダー名は、"User Feedback" です。

Windows Update

このテストは、未導入の Windows 更新プログラムがないかどうかをチェックして、他のテストに進む前にそれらをインストールするように求めます。 Surface デバイスのドライバーやファームウェアを含め、最新の Windows 更新プログラムで Surface デバイスを最新の状態に保つことが重要です。 タスク シーケンスの後の方で実行される一部のテストの成否は、これらの更新されたドライバーやファームウェアに依存します。 Windows Update で必要な場合は、デバイスを再起動するように求められます。 デバイスを再起動した場合は、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit をもう一度開始する必要があります。

デバイス情報

このテストは、デバイスのモデル、オペレーティング システムのバージョン、プロセッサ、メモリ、ストレージなどの基本的なシステム情報に加えて、デバイス ID とシリアル番号を読み取ります。 デバイス ID はログ ファイルの名前に記録され、特定のデバイスのログ ファイルの識別に使うことができます。 更新とロールバックのログ、Windows のいくつかの組み込みツール (DirectX 診断システム情報、電源構成、ディスクの状態、イベント ログなど) の出力を含む、いくつかのシステム ログ ファイルも収集されます。 収集されるすべてのログ ファイルについては次の一覧をご覧ください。

  • Get-WindowsUpdateLog の出力 (オペレーティング システムが Windows 10 の場合)

  • %windir%\Logs

  • %windir%\Panther

  • %windir%\System32\sysprep\Panther

  • %windir%\System32\WinEvt\Logs

  • $windows.~bt\Sources\Panther

  • $windows.~bt\Sources\Rollback

  • %windir%\System32\WinEvt\Logs

  • dxdiag.exe /t の出力

  • msinfo32.exe /report の出力

  • powercfg.exe /batteryreport の出力

  • powercfg.exe /sleepstudy の出力

  • wevtutil.exe epl System の出力

  • イベント:

    • Chkdsk

    • Microsoft-Windows-Ntfs

    • Microsoft-Windows-WER-SystemErrorReporting

    • Microsoft-Windows-Startuprepair

    • Microsoft-Windows-kernel-Power

  • powercfg.exe /q の出力

  • powercfg.exe /qh の出力

  • %windir%\Inf\SetupApi*.log

これらのファイルとログは、選んだすべてのテストが完了したときに保存される .zip ファイルに、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit のログ ファイルと共に格納されます。

Type Cover のテスト

注意

このテストには Surface Type Cover が必要です。

Surface Type Cover が検出されない場合、Type Cover を接続するように求められます。 Type Cover が検出された場合、キーボードとタッチパッドを使うように求められます。 このテストに合格するには、タッチパッドをスワイプするとカーソルが移動し、キーボードの Windows キーを押すと [スタート] メニューやスタート画面が表示される必要があります。 Surface デバイスで Type Cover を使わない場合は、このテストをスキップできます。

Integrated keyboard test

注意

このテストは Surface Book にのみ適用され、Surface Book がキーボードにドッキングされている必要があります。

このテストは、本質的に Type Cover test と同じですが、Type Cover ではなく Surface Book ベースの一体型キーボードがテストされます。 このテストの第 1 段階では、キーボードの図が表示されます。 キーを押すと、図の対応するキーにマークが付けられます。 図のすべてのキーにマークが付けられたら、テストが次の段階に進みます。 このテストの第 2 段階では、キーパッド上でいくつかのジェスチャを実行するように求められます。 実行した各ジェスチャ (たとえば、3 本指でのタップ) が画面上でマークされます。 すべてのジェスチャを実行すると、テストが自動的に完了します。

注意

図の F キーをアクティブ化するには、ファンクション (FN) キーを同時に押す必要があります。 既定では、これらのキーによってその他の操作が実行されます。 Home キーと End キーについては、F8 および F9 と同じキーを押す必要がありますが、ファンクション (FN) キーを押す必要はありません。

キャンバス モード バッテリーのテスト

注意

このテストは Surface Book にのみ適用されます。

Surface Book では、電源に使われるバッテリがモードによって異なります。 Surface Book がクリップボード モード (キーボードから取り外された状態) の場合は内蔵バッテリが使われ、ノート PC モードまたはキャンバス モードでキーボードに接続されている場合はキーボードのバッテリへの別の接続が使われます。 キャンバス モードでは、デバイスを閉じても画面が見える向きで画面をキーボードに接続します。 この方法で Surface Book をキーボードに接続すると、テストが自動的に処理されます。

Clipboard mode battery test

注意

このテストは Surface Book にのみ適用されます。

Surface Book をキーボードから取り外して、クリップボード モードで動作させます。 クリップボード モードでは、Surface Book が内蔵バッテリで動作します。Surface Book がキーボードから取り外されると、この内蔵バッテリがテストされます。 Surface Book をキーボードから取り外すと、Surface Book が電源からも切断されて、このテストが自動的に開始されます。

Laptop mode battery test

注意

このテストは Surface Book にのみ適用されます。

ノート PC モードでは、キャンバス モードとは逆の向きで Surface Book をキーボードに接続します。 ノート PC モードでは、デバイスを開くと画面が自分の方に向くため、デバイスをその他のノート PC と同じように使うことができます。 このテストでバッテリの状態を確認するには、メッセージが表示されたらノート PC ベースから AC 電源を取り外します。

バッテリーのテスト

このテストでは、バッテリが数秒間放電されて、正常性と推定稼働時間が確認されます。 電源アダプターを取り外すように求められ、テストが完了すると、電源アダプターを接続し直すように求められます。

Discrete graphics (dGPU) test

注意

このテストは、個別部品のグラフィックス プロセッサを搭載した Surface Book モデルにのみ適用されます。

このテストは、現在のハードウェアのデバイス情報を照会して、Surface Book の Intel 統合グラフィックス プロセッサと、Surface Book キーボードの NVIDIA の個別部品のグラフィックス プロセッサの両方があることを確認します。 このテストが機能するためにはキーボードを接続する必要があります。

Discrete graphics (dGPU) fan test

注意

このテストは、個別部品のグラフィックス プロセッサを搭載した Surface Book モデルにのみ適用されます。

Surface Book の個別部品のグラフィックス プロセッサには、独立した冷却ファンが含まれています。 このテストでは、ファンが自動的に 5 秒間オンになります。 キーボードからファンの音がするかどうかを確認して、メッセージが表示されたら、ファンが正常に動作しているかどうかを報告します。

Muscle wire test

注意

このテストは Surface Book にのみ適用されます。

Surface Book をキーボードから取り外すには、ソフトウェアからの命令によってマッスル ワイヤのラッチを開く必要があります。 これは通常、キーボードのドッキング解除キーを長押しして行います。 このテストでは、ラッチに同じ信号を送信して、Surface Book キーボードから Surface Book のロックを解除します。 メッセージが表示されたら、Surface Book をキーボードから取り外します。

Dead pixel and display artifacts tests

注意

このテストを実行する前に、画面のほこりや汚れを取り除いてください。

このテストでは、画面に正常に機能しないピクセルがないかどうかを確認するように求められます。 黒、白、赤、緑、青の単一カラーの画像が全画面表示で表示されます。 画面に表示されている画像の色が切り替わっても明るいままか暗いままのピクセルがある場合、このテストは失格になります。 画面のゆがみや色むらがないかどうかも確認する必要があります。

デジタイザーの端

Surface デバイスのタッチスクリーンは、ユーザーが画面の左側または右側からスワイプしたときにそれを検出する必要があります。 このテストでは、画面の端からスワイプしてアクション センターやタスク ビューを表示するように求められます。 このテストに合格するには、アクション センターとタスク ビューの両方が起動する必要があります。

デジタイザーのピンチ

ピンチ ジェスチャ (2 本の指を近づけたり離したりする動作) は、タッチスクリーンを使ってズーム操作を行ったりコンテンツを配置したりするために使われます。 このテストでは、Windows 画像ビューアーで画像が表示されて、その画像を拡大、移動、縮小するように求められます。 ジェスチャに応じて画像が拡大、移動、縮小する必要があります。

デジタイザーのタッチ

Surface のタッチスクリーンでは、入力がデバイスの画面全体にわたって均等に検出される必要があります。 このテストを実行するには、画面に表示される一連の線を指で辿って、応答しない領域がないかどうかを確認します。 画面上で辿った線が、指で描画したとおり、途中で途切れずに続いている必要があります。

デジタイザー ペンのテスト

注意

このテストには Microsoft Surface ペンが必要です。

このテストでは、Digitizer Touch test と同じ線が表示されますが、指ではなく Surface ペンで入力を行います。 ペンを画面に押し当てている限り、線が途切れずに続いている必要があります。 画像の線をすべて辿り、応答しない領域がないかどうかを Surface デバイスの画面全体にわたって確認します。

デジタイザーのマルチ タッチ

Surface のタッチスクリーンでは、10 本の指を同時に検出できます。 このテストを実行するには、すべての指を同時に画面上に置きます。 検出されたポイントの数が画面に表示されます。その数が画面上の指の数と一致している必要があります。

ホーム ボタンのテスト

Surface デバイスの [ホーム] ボタンまたは Windows ボタンは、スタート画面または [スタート] メニューを表示するために使います。 Windows ボタンを押すとスタート画面または [スタート] メニューが表示される場合、このテストは成功です。 このテストは、Windows ボタンが存在しないため Surface Pro 4 では表示されません。

音量ボタンのテスト

このテストでは、音量ボタンを使って音量を最大にしてから最小にし、もう一度最大にするように求められます。 このテストに合格するには、音量ボタンを押すと音量スライダーが上下に移動する必要があります。

Micro SD または SD スロットのテスト

注意

このテストでは、Surface デバイスのスロットと互換性がある microSD カードまたは SD カードが必要です。

メッセージが表示されたら、microSD カードまたは SD カードを挿入します。 SD カードが検出されると、SD カードを取り外して、デバイスにカードが残っていないことを確認するように求められます。 テスト中にサイズの小さなファイルが SD カードに書き込まれて、検証されます。 このテストは、SD カードの検出と検証が行われると自動的に合格になります。入力は必要ありません。

マイクのテスト

このテストでは、マイクのサウンド レベルを示すメーターが表示され、オーディオが短時間だけ録音されます。 何かを話すか、音を立てて、それに応じたサウンド レベルがメーターに表示されるかどうかを確認します。 サウンドを録音するための残り時間を示すカウントダウン タイマーが表示されます。 カウントダウン タイマーの有効期限が切れると、録音されたオーディオが再生されます。 録音した話し言葉や音がはっきりと正確に聞こえるかどうかを確認し、その結果に応じてテストを合格または失格としてマークします。

ビデオ出力のテスト

注意

このテストでは、Surface デバイスに接続できる外部ディスプレイが必要です。

Surface デバイスは、外部ディスプレイに接続するための Mini DisplayPort 接続を備えています。 メッセージが表示されたら、デバイスの Mini DisplayPort を使ってディスプレイを接続します。 ディスプレイが自動的に検出されて、外部ディスプレイにイメージが表示される必要があります。

Bluetooth のテスト

注意

このテストでは、Bluetooth デバイスが必要です。 このテストを実行するには、デバイスをペアリング モードに設定する (検出可能にする) 必要があります。

デバイスをペアリング モードにするように求めるメッセージが表示された後、[デバイスの追加] ウィンドウが開いて、検出可能な Bluetooth デバイスの検索が開始されます。 [デバイスの追加] ウィンドウで Bluetooth デバイスが検出されたことを確認します。 テストを完了するには、一覧から Bluetooth デバイスを選んでそのデバイスに接続します。

カメラのテスト

Surface デバイスのカメラが正常に機能していることを確認するには、このテストを使います。 前面と背面の両方のカメラ (および Surface Pro 4 の赤外線カメラ) のイメージが表示されます。 背面のカメラでは、連続オート フォーカスを有効にすることができます。 デバイスを被写体に近づけたり離したりして、連続オート フォーカスの動作を検証します。

注意

[Snapshot to Logs] オプションを使用して、ビデオ出力のスナップショットをログ ファイルに保存することもできます。

スピーカーのテスト

注意

このテストでヘッドホン ジャックをテストするには、ヘッドホンや外部スピーカーが必要です。

このテストでは、内蔵スピーカーと、ヘッドホン ジャックに接続されているスピーカーやヘッドホンの両方で、オーディオが左右のチャネルで別々に再生されます。 メッセージが表示されたら、ヘッドホンまたはスピーカーを 3.5 mm のステレオ ジャックに接続します。 サウンド再生デバイスが接続されていることが自動的に検出されます。 再生されたオーディオがスピーカーまたはヘッドホンから聞こえるかどうかを確認して、各チャネルを合格または失格としてマークします。

ネットワークのテスト

注意

このテストを実行する前に、Surface デバイスを Wi-Fi ネットワークに接続します。 テストが完了すると、テスト中に確立された接続は削除されます。

このテストは、組み込みの [Windows ネットワーク診断] トラブルシューティング ツールを使って、プロキシ構成、DNS の問題、IP アドレスの競合などのネットワーク接続に関する潜在的な問題を診断します。 このテストでは、Windows のログにイベント ログが保存されます。そのイベント ログは、Windows イベント ビューアーに表示されます。 イベント ID は 6100 です。

電源のテスト

組み込みの [電源] トラブルシューティング ツールを使って、ディスプレイの明るさ、画面がスリープ状態になるまでの時間、デバイスがスリープ状態になるまでの時間などの設定が既定値に対してチェックされます。 このトラブルシューティング ツールは、デバイスで消費電力の節約やスリープ モードへの移行を妨げる可能性のある設定を自動的に修正します。

モバイル ブロードバンドのテスト

このテストでは、モバイル ブロードバンド接続を有効にするように求められ、http://www.bing.com に移動できるかどうかが確認されます。 このテストは、Surface 3 LTE など、モバイル ブロードバンド接続を装備している Surface デバイスにのみ適用されます。

加速度計のテスト

加速度計は、Surface デバイスの横方向、縦方向、垂直方向の動きを検出します。 このテストでは、Surface デバイスを前後、左右、上下に動かして、方向移動のセンサーをテストするように求められます。 このテストは、動きが検出されると自動的に合格になります。

ジャイロメーターのテスト

ジャイロメーターは、ピッチ、ロール、ヨーの動きを検出します。 このテストでは、Surface デバイスを回転させて、角度移動のセンサーをテストするように求められます。 このテストは、動きが検出されると自動的に合格になります。

コンパスのテスト

コンパスは、Surface デバイスがどちらの方角を向いているかを検出します。 Surface デバイスをさまざまな方角に向けて、センサーをテストします。 このテストは、方角の変化が検出されると自動的に合格になります。

環境光センサーのテスト

環境光センサーは、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動的に調整するために使われます。 デバイスを光源に近づけたり離したりして、画面がそれに応じて暗くなったり明るくなったりするのを確認します。 このテストは、画面の明るさが自動的に変更されると自動的に合格になります。

注意

カメラのすぐ横にある光センサーの前に手をかざして、環境光を遮断することもできます。 光が遮断されているかどうかを判断するには、指定されたメーターを使用します。

デバイスの向きのテスト

注意

回転ロックが有効になっている場合は、このテストを実行する前にアクション センターから無効にします。

デバイスの方位センサーは、地面を基準とした Surface デバイスの角度を特定します。 画面を 90° または 180° 回転させて、画面の向きを縦モードまたは横モードに切り替えます。 Surface Type Cover または Surface Book キーボードを接続している場合は、画面を回転できるように、Surface をキーボードから取り外すよう求められます。 このテストは、画面の向きが切り替わると自動的に合格になります。

明るさのテスト

このテストでは、画面の明るさレベルが 0% から 100% まで順番に切り替わり、それに応じて明るさレベルが変更されたかを確認するメッセージが表示されます。 続いて、明るさの反応をテストするように求められます。 バッテリーで動作している場合に明るさの反応をテストするには、電源アダプターを取り外します。 電源が切断されると画面が自動的に暗くなる必要があります。

Surface ドックのテスト

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit でこのテストを使用するのは、Surface ドックがデバイスに接続されている場合のみです。 このテストでは、Surface ドックが検出された場合に、Surface ドックのドライバーのファームウェアが更新されることを確認します。 Surface ドックのファームウェアの状態の詳細な分析と、ファームウェア更新プロセスを手動で開始する方法については、Microsoft Surface Dock Updater の記事をご覧ください。

システム評価

注意

このテストを実行する前に Surface デバイスを AC 電源に接続する必要があります。

Windows システム評価ツール (WinSAT) は、プロセッサ、メモリ、ビデオ アダプター、ストレージ デバイスに対して一連のベンチマークを実行します。 結果には、さまざまなアルゴリズムの処理速度、メモリとストレージの読み取りと書き込みのパフォーマンス、いくつかの Direct3D グラフィック テストのパフォーマンスが含まれます。

パフォーマンス モニターのテスト

このテストでは、パフォーマンス モニターからパフォーマンスと診断のトレース ログが 30 秒間記録されて、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の .zip ファイルの出力に収集されます。 これらのトレース ログを Windows Performance Analyzer で分析して、アプリケーションのクラッシュ、パフォーマンスの問題など、Windows の望ましくない動作の原因を特定できます。

クラッシュ ダンプの収集

Surface デバイスでエラーが発生して、デバイスが応答しなくなったり、ブルー スクリーン エラーを生成したりした場合、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit のこの段階で、自動的に記録されたクラッシュ ダンプ ファイルの情報が診断ログに記録されます。 これらのクラッシュ ダンプ ファイルを使うと、障害のあるドライバー、ハードウェア コンポーネント、アプリケーションを分析によって識別できます。 分析には Windows デバッグ ツールを使います。 クラッシュ ダンプ ファイルの分析に慣れていない場合は、Windows TechNet フォーラムで、問題の説明とクラッシュ ダンプ ファイル (OneDrive などのファイル共有サービスにアップロードしたもの) へのリンクを投稿できます。

コネクト スタンバイのテキスト

注意

このテストは、Windows 8 または Windows 8.1 を実行している Surface デバイスでのみ使用できます。

Surface デバイスでコネクト スタンバイが有効な場合、このテストは自動的に合格になります。 コネクト スタンバイが無効な場合は、このテストに対してエラーが記録されます。 コネクト スタンバイとモダン スタンバイについて詳しくは、MSDN の「モダン スタンバイ」をご覧ください。

モダン スタンバイのテスト

注意

このテストは、Windows 10 を実行している Surface デバイスでのみ使用できます。

このテストでは、powercfg.exe /a コマンドを使用して、Surface デバイスの電源構成のログ ファイルを記録します。 テストは自動的に完了し、コマンドが実行されない場合は、エラーのみ記録されます。

コマンド ライン

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit は、コマンド ラインから実行することも、スクリプトの一部として実行することもできます。 このツールは次の引数をサポートしています。

注意

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit によって実行されるテストの多くは、技術者とのやり取りが必要です。 Microsoft Surface Diagnostic Toolkit を無人で実行することはできません。

exclude

特定のテストを除外するには、この引数を使います。

例:

Surface_Diagnostic_Toolkit_1.0.60.0.exe “exclude=BatteryTest,CameraTest”

テスト名については次の一覧を参照してください。

  • AccelerometerTest (加速度計のテスト)

  • AmbientLightSensorTest (環境光センサーのテスト)

  • BatteryTest (バッテリーのテスト)

  • BluetoothTest (Bluetooth のテスト)

  • BrightnessTest (明るさのテスト)

  • CameraTest (カメラのテスト)

  • CanvasModeBatteryTest (キャンバス モード バッテリーのテスト)

  • ChargingTest (充電のテスト)

  • ClipboardModeBatteryTest (クリップボード モード バッテリーのテスト)

  • CrashDumpCollectionTest (クラッシュ ダンプの収集のテスト)

  • DeadPixelDetectionTest (デッド ピクセル検出のテスト)

  • DeviceInformationTest (デバイス情報のテスト)

  • DeviceOrientationTest (デバイスの向きのテスト)

  • DigitalCompassSensorTest (デジタル コンパス センサーのテスト)

  • DigitizerEdgeTest (デジタイザーの端のテスト)

  • DigitizerMultiTouchTest (デジタイザーのマルチ タッチのテスト)

  • DigitizerPenCoverageTest (デジタイザーのペン カバレッジのテスト)

  • DigitizerPinchTest (デジタイザーのピンチのテスト)

  • DigitizerTouchCoverageTest (デジタイザーのタッチ カバレッジのテスト)

  • DisplayArtifactsTest (ディスプレイ アーティファクトのテスト)

  • DualGraphicsTest (デュアル グラフィックスのテスト)

  • FanTest (ファンのテスト)

  • GyrometerSensorTest (ジャイロメーター センサーのテスト)

  • HomeButtonTest (ホーム ボタンのテスト)

  • IntegratedKeyboardTest (統合キーボードのテスト)

  • LaptopModeBatteryTest (ラップトップ モード バッテリーのテスト)

  • MicrophoneTest (マイクのテスト)

  • MicroSdCardTest (Micro SD カードのテスト)

  • MobileBroadbandTest (モバイル ブロードバンドのテスト)

  • MuscleWireTest (マッスル ワイヤのテスト)

  • NetworkTest (ネットワークのテスト)

  • PenTest (ペンのテスト)

  • PerformanceMonitorTest (パフォーマンス モニターのテスト)

  • PowerTest (電源のテスト)

  • SdCardTest (SD カードのテスト)

  • SpeakerTest (スピーカーのテスト)

  • SystemAssessmentTest (システム評価のテスト)

  • TypeCoverTest (Type Cover のテスト)

  • VideoOutTest (ビデオ出力のテスト)

  • VolumeRockerTest (音量ボタンのテスト)

  • WindowsUpdateCheckTest (Windows Update のチェックのテスト)

forceplatformsupport

デバイスのメーカーとモデルが正しく検出されない場合にテストを強制的に実行するには、この引数を使います。 Surface Diagnostic Toolkit は、Surface デバイスのみを実行の対象としています。

例:

Surface_Diagnostic_Toolkit_1.0.60.0.exe forceplatformsupport

include

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit をコマンド ラインから実行するときにテストを含めるには、この引数を使います。 Include コマンドで指定したテストは、Surface デバイスのモデルでサポートされていない場合でも実行されます。 次の例では、ラッチ メカニズムと個別部品のグラフィック カードに対する Surface Book 固有のテストが、Surface Pro 4 などのその他の Surface モデルでコマンドを実行した場合でも実行されます。

例:

Surface_Diagnostic_Toolkit_1.0.60.0.exe “include=DualGraphicsTest,FanTest,MuscleWireTest”

logpath

ログ ファイルのパスを指定するには、この引数を使います。

例 1:

Surface_Diagnostic_Toolkit_1.0.60.0.exe logpath=C:\Folder

例 2:

Surface_Diagnostic_Toolkit_1.0.60.0.exe “logpath=C:\Folder with spaces”

ローカライズ

既定では、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit は英語でのみ使うことができます。 Microsoft Surface Diagnostic Toolkit のプロンプトのテキストを別の言語にローカライズするには、カスタム ローカライズ ファイルを作成します。 新しいローカライズ ファイル (.locale) を作成するには、次の手順を実行します。

  1. [Tools] images\surface-diagnostic-kit-gear-icon.png ボタンをクリックします。
  2. [Additional Language] ページをクリックします。
  3. [Generate] ボタンをクリックすると、新しい .locale ファイルが作成されます。

この手順を使用して作成される .locale ファイルの名前は、実行可能ファイルと同じになります。実行可能ファイルが既定の名前から変更されている場合でも同様です。 たとえば、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の実行可能ファイルが SurfaceDiagnosticToolkit.exe である場合、ローカライズ ファイルは SurfaceDiagnosticToolkit.locale になります。 .locale ファイルは、実行可能ファイルと同じフォルダーに作成されます。 同じ名前のローカライズ ファイルが既に存在する場合は、既存のファイルを上書きするように求められます。 [Generate] ボタンをクリックしたときに作成されるファイルは、常に既定の言語 (英語) で生成されます。

ローカライズ ファイルをカスタマイズするには、メモ帳などのテキスト エディターまたは XML エディターでファイルを開きます。 各テストのダイアログを編集するには、各 phrase タグのテキストを置き換えます (例: <phrase key="testdialog">text</phrase>)。Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の起動時にファイルを自動的に使用するには、ファイルの作成時に付けられていた名前でファイルを保存します。 ファイルを保存して、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の他のインスタンスで使用するには、別の場所にファイルをコピーするか、別の名前でファイルを保存します。

Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の起動時に、実行可能ファイルと同じ名前のローカライズ ファイルが実行可能ファイルと同じフォルダーで検出された場合は、既定のダイアログとプロンプトが、そのローカライズ ファイルで指定した代替テキストによって置き換えられます。 カスタム ローカライズ ファイルが存在しない場合や、ファイル名が実行可能ファイルと同じでない場合、既定値は英語のテキストになります。 Microsoft Surface Diagnostic Toolkit で使用するローカライズ ファイルは、任意の時点で明示的に指定することもできます。 ローカライズ ファイルを指定するには、次の手順を実行します。

  1. [Tools] images\surface-diagnostic-kit-gear-icon.png ボタンをクリックします。
  2. [Additional Language] ページをクリックします。
  3. [Browse] をクリックします。
  4. カスタム ローカライズ ファイルを探して選択します。

このプロセスで選択するカスタム ローカライズ ファイルには、特定の名前は必要ありません。 カスタム ローカライズ ファイルを選択すると、Microsoft Surface Diagnostic Toolkit では、[Generate] ボタンをクリックして新しい .locale ファイルを作成する場合と同様に、ファイルの内容をインポートして、.exe ファイルと同じ名前の .locale ファイルに書き込みます。

注意

[Browse] ボタンをクリックしてローカライズ ファイルをインポートする場合は、そのファイルの名前が Microsoft Surface Diagnostic Toolkit の実行可能ファイルと同じであれば、既存のローカライズ ファイルが確認なしに上書きされます。