演習 - 初めて PowerShell コマンドを実行する

完了

このユニットでは、Azure Cloud Shell を Linux ターミナルとして使います。 Cloud Shell には、Azure portal から、または Cloud Shell にサインインしてアクセスすることもできます。 Cloud Shell を使うために、お使いの PC やノート PC に何もインストールする必要はありません。

Note

このモジュールでは、画面の右側の Azure Cloud Shell を使用します。ただし、実際の状況では、[ターミナル] ウィンドウの左上隅にあるドロップダウンで [ターミナル]>[新しいターミナル] を選択したうえで、[Powershell] を選択して、統合されたターミナルを Visual Studio Code で使用することもできます。

この演習を開始する前に、必ずサンドボックスをアクティブにしてください。

  1. Cloud Shell で次のコマンドを実行した後、Enter キーを押して、PowerShell を使うようにシステムが設定されていることを確認します。 $PSVersionTable によって、インストールが確認されます。

    $PSVersionTable
    

    次のようなテーブルが出力されます。

     Name                           Value
     ----                           -----
     PSVersion                      7.3.6
     PSEdition                      Core
     GitCommitId                    7.3.6
     OS                             Linux 5.4.0-1058-azure #60~18.04.1-Ubuntu SMP Tue Aug 31 20:34:4…
     Platform                       Unix
     PSCompatibleVersions           {1.0, 2.0, 3.0, 4.0…}
     PSRemotingProtocolVersion      2.3
     SerializationVersion           1.1.0.1
     WSManStackVersion              3.0
    

    出力には、PowerShell のバージョンのほか、プラットフォームとエディションに関する情報も表示されます。

    お使いのバージョンの PowerShell に限定した情報については、$PSVersionTable を変更したバージョンを実行できます。

  2. Cloud Shell で次のコマンドを実行した後、Enter キーを押します。

    $PSVersionTable.PSVersion
    

    今度は、次のようなテーブルが出力されます。

    Major  Minor  Patch  PreReleaseLabel BuildLabel
    -----  -----  -----  --------------- ----------
    7      3      6  
    

    この出力により、使用している PowerShell のバージョンに関する詳細がわかります。

$PSVersionTable の実行結果の出力はテーブルのように見えますが、実際はオブジェクトです。 このため、ピリオド (.) を使用して、PSVersion などの特定のプロパティにアクセスできます。