データ ソースの概要

完了

アプリにとって不可欠なデータは、コマンドの実行に備えて待機しているデータ ソース内に存在します。 接続を確立することにより、アプリとそこに息を吹き込むデータの間のギャップがシームレスに埋まります。 各接続には、特定のコネクタが採用され、目的のデータに対するゲートウェイを開く経路として機能します。 Power Apps は、SharePoint、SQL Server、Salesforce、さらに Twitter などの有名で強力なツールを含む、多数のコネクタを誇っています。これにより、オンラインとオンプレミスの両方からなる無数のデータソースを活用できます。

驚くべきことに、コネクタには単なる門番以上の働きがあります。可能性という宝の山への鍵を握っているのです。 たくさんの表形式のデータを含むテーブルを備えたコネクタもあれば、アクションの機能を活用することにより、独自のすばらしい方法でデータを操作可能にするコネクタもあります。 さらに上を行って、テーブルとアクションの両方をうまく組み合わせているコネクタもあります。 また、特定のニーズに合わせて独自のコネクタを作成することで、カスタマイズの世界により深く踏み込むこともできます。そうすることにより、アプリ構築の過程に高度な技術的手法を取り込むことができます。

テーブル

テーブルは、表形式の知恵を活かした巨大な器であり、表形式のデータを提供するコネクタの基幹となります。 アプリ内では、テーブル全体、フィルター処理されたテーブル、個々のレコード、さらにそれらのレコード内の特定のフィールドを表示、やり取り、操作する機能を利用できます。 その可能性に限りはなく、テーブル内のすべてのデータをすぐに利用できます。 データ ソースへの接続を確立すると、アプリの機能をどのように強化するかを正確に選択しながら、1 つ以上のテーブルをシームレスに取り込むことができます。

アクション

アクションは一方、動的なデータ取得の魅力的な世界につながるポータルを開きます。 アクションを提供するコネクタは、初期接続フェーズ中はテーブル ベースのコネクタと同じように動作します。 ただし、特定のテーブルを選択するのではなく、特定のコントロールの式内で呼び出す特定のアクションに基づいてデータを要求しながらアクションを呼び出す機能を利用します。 これは自由にカスタマイズ可能な手動の操作であり、アプリに取り込まれるデータを細かく監督することができます。 Yammer や Office 365 Outlook のようなアクション コネクタを使うと、あらゆる対話がアプリの運命を形成する機会となるため、その可能性に驚くことでしょう。

ここでは、クリエイティブなタッチを活かすことができる最も人気のコネクタを簡単に紹介します。 この図は、その一部のみ示しています。 利用できるコネクタのごく一部を示している点にすぎません。 アプリの潜在能力を引き出すことができるコネクタの詳細な (かつ増え続けている) 一覧については、複数のデータ アクセス オプションで詳細をご覧ください。

最も一般的なデータ ソースのスクリーンショット。

** Azure Blob、Box、Dropbox、Google Drive、OneDrive、OneDrive for Business に適用されます

標準コネクタとカスタム コネクタ

Power Apps により、ニーズに合わせてカスタマイズされた数々の動的なコネクタにより、新たな接続の世界を切り開くことができます。 さまざまな標準コネクタを採用することにより、Power Apps はよく使用されるさまざまなデータ ソースとシームレスに統合され、潜在能力を完全に引き出すことができます。 ただし、まだないデータ ソースを利用する場合でも、心配はいりません。Power Apps には、カスタム コネクタというソリューションが用意されています。 より細かい技術が要求される可能性はありますが、この独自の機能を使用すると、通常の範囲を超えてデータ ソースとの接続を形作ることができます。 カスタマイズと限りのない可能性を活用し始める準備が整ったら、キャンバス アプリ用のカスタム コネクタの分野について詳しく調べ、アプリケーションに秘められた本当の潜在能力を引き出しましょう。

今後のプロセス

学習を進めていくにつれて、データ ソースを追加するテクニックについて紹介し、どうすれば魅力的なギャラリーにデータを表示できるかについてアイデアを示します。 アプリに息が吹き込まれるについれて、ぜひ、美しさと機能の融合を目の当たりにしてください。

しかし、それだけではありません。 内部のデータ ソースの魔法が主役を務めるコレクションも注目に値します。 これらのコレクションは、大きな舞台で多彩な才能を示す役者のように、アプリの領域内にのみ存在する表形式のフォームを利用しますが、ユーザー入力に動的に応答し、他に例を見ないユーザー エクスペリエンスを生み出しながら、現在のユーザーに合わせて機能します。

最後になりましたが、効率的なデータ処理の秘訣を解きほぐしますので、膨大で複雑なデータセットを簡単に使いこなせるようになりましょう。 委任のテクニックについて詳しく調べ、アプリが大量のデータを効率的に処理および操作するときに生じる機能とパフォーマンスの見事な調和をご覧ください。

では皆さん、データを中心にすえた魅力的な Power Apps の世界を垣間見る準備はできたでしょうか。 データ接続の世界の奥深くまで見ていきますので、新たなインスピレーションやアイデアを存分に取り入れてください。 次の章に進みましょう。