仮想マシンとのデバイスの共有

ここで説明する手順は、Windows 仮想マシンでのみ使用できます。

拡張セッション モードを有効にすると、RDP (リモート デスクトップ プロトコル) を使って Hyper-V を仮想マシンに接続できます。 これにより仮想マシンの全般的な表示エクスペリエンスが向上するだけでなく、RDP 経由の接続によって、仮想マシンがコンピューターとの間でデバイスを共有できます。 RDP は Windows 10 で既定でオンであるため、ほとんどの場合、Windows マシンから Windows 仮想マシンへの接続には、既に RDP が使用されています。 この記事では、接続の設定ダイアログのメリットと非表示のオプションを中心に説明します。

RDP/拡張セッション モードには、次の機能があります。

  • 仮想マシンがサイズ変更可能になり、高 DPI に対応します。
  • 仮想マシンがさらに緊密に連携します。
    • クリップボードの共有
    • ドラッグ アンド ドロップやコピーと貼り付けによるファイルの共有
  • デバイスを共有できます。
    • マイクとスピーカー
    • USB デバイス
    • データ ディスク
    • プリンター

この記事では、セッションの種類の表示方法、拡張セッション モードへの切り替え方法、セッション設定の構成方法を示します。

セッションの種類の確認

現在の接続の種類を確認するには、仮想マシン接続ツール (VMConnect) の上部にある拡張セッション モードのアイコンを使用します。 このボタンはまた、基本セッションと拡張セッション モードの切り替えにも使用できます。

Screenshot of the Enhanced Session mode icon emphasized in the V M Connect tool bar.

icon 接続状態
現在、拡張セッション モードで実行しています。 このアイコンをクリックすると、仮想マシンが基本モードで再接続されます。
現在、基本セッション モードで実行していますが、拡張セッション モードが利用可能です。 このアイコンをクリックすると、仮想マシンが拡張セッション モードで再接続されます。
現在、基本モードで実行しています。 この仮想マシンでは、拡張セッション モードは使用できません。

リモート デスクトップ用に VM を構成する

拡張セッション モードでは、VM でリモート デスクトップを有効にする必要があります。 設定アプリまたはスタート メニューで「リモート デスクトップ設定」を検索します。 [リモート デスクトップを有効にする] をオンにします。

Enable Remote Desktop

Windows 10 バージョン 2004 より新しいバージョンでは、追加の設定が必要になります。これには Windows 11 も含まれます。 仮想マシンの接続ウィンドウにログイン プロンプトのない背景が表示される場合は、もう 1 つ変更を加える必要があります。

まず、基本モードを使用して VM にログインし直します。 設定アプリまたはスタート メニューで「サインイン オプション」を検索します。 このページで、[Require Windows Hello sign-in for Microsoft accounts](Microsoft アカウントの Windows Hello サインインを要求する) をオフにします。

Windows 11 Windows 10
Disable Require Windows Hello sign-in Win 11 Disable Require Windows Hello sign-in

次に、仮想マシンの接続ウィンドウを閉じる前に、VM からサインアウトするか再起動します。

ドライブとデバイスの共有

拡張セッション モードのデバイス共有機能は、仮想マシンへの接続時に表示されるこの目立たない接続ウィンドウ内に、非表示の状態で含まれています。

Screenshot of the connection pop up with a Display configuration of 1366 by 768 pixels.

既定では、拡張セッション モードを使用している仮想マシンは、クリップボードとプリンターを共有します。 またこれらの仮想マシンは、既定でオーディオを仮想マシンからコンピューターのスピーカーに戻すように構成されています。

デバイスを仮想マシンと共有したり、仮想マシンの既定の設定値を変更したりするには、次の手順に従います。

  1. その他のオプションを表示します。

Screenshot of the connection pop up with the Show Options drop down emphasized.

  1. ローカル リソースが表示されます

Screenshot of the connection pop up with the Local Resources tab emphasized.

ストレージと USB デバイスの共有

既定では、拡張セッション モードを使用している仮想マシンでは、プリンターとクリップボードが共有されているほか、スマート カードやその他のセキュリティ デバイスが仮装マシンにパススルーされるため、ユーザーは仮想マシンで安全性の高いログイン ツールを使用できます。

それ以外のデバイス (USB デバイスや C: ドライブ など) を共有するには、[その他] メニューを選択します。
Screenshot of the More button emphasized in the Local devices and resources section.

表示された画面で、仮想マシンと共有するデバイスを選択します。 特にシステム ドライブ (Windows C: ドライブ) は、ファイルの共有に便利です。
Screenshot of Smart cards selected in the Local Resources dialog.

オーディオ デバイスの共有 (スピーカーとマイク)

既定では、拡張セッション モードを使用している仮想マシンにオーディオがパススルーされるため、ユーザーは仮想マシンでオーディオを出力できます。 仮想マシンでは、ホスト コンピューターで現在選択されているオーディオ デバイスが使用されます。

これらの設定を変更したり、マイクのパススルーを追加して、仮想マシンでオーディオ録音を可能にしたりするには、次の手順に従います。

リモート オーディオの設定を構成するには、[設定] メニューを選択します。
Screenshot of the Settings button emphasized in the Remote audio section.

オーディオとマイクの設定を構成します。
Screenshot of Remote audio playback set to Play on this computer and disabling Remote audio recording.

仮想マシンはおそらくローカルで実行されているため、[このコンピューターで再生する] と [リモート コンピュータで再生] の 2 つのオプションは、どちらを選んでも同じ結果になります。

接続設定の再起動

解像度とデバイス共有のダイアログ ボックスが表示されない場合は、Windows メニューまたはコマンド ラインから管理者として VMConnect を個別に起動してみます。

vmconnect.exe