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出力ウィンドウにメッセージを送信する

System.Diagnostics クラス ライブラリに含まれている Debug クラスまたは Trace クラスを使用して、出力ウィンドウにランタイム メッセージを出力することができます。 プログラムのデバッグ バージョンだけで出力する場合は Debug クラスを使用します。 プログラムのデバッグ バージョンとリリース バージョンの両方で出力する場合は Trace クラスを使用します。

出力メソッド

Trace クラスと Debug クラスが提供する出力方法は次のとおりです。

  • 各種の Write メソッド。実行を中断せずに情報を出力します。 これらのメソッドは、Visual Basic の以前のバージョンで使用されていた Debug.Print メソッドに代わるものです。

  • System.Diagnostics.Debug.Assert メソッドと System.Diagnostics.Trace.Assert メソッド。指定された条件を満たさない場合は、実行を中断して情報を出力します。 既定では、Assert メソッドはダイアログ ボックスに情報を出力します。 詳細については、「マネージド コードのアサーション」を参照してください。

  • System.Diagnostics.Debug.Fail メソッドと System.Diagnostics.Trace.Fail メソッド。常に実行を中断し、情報を出力します。 既定では、Fail メソッドはダイアログ ボックスに情報を出力します。

出力ウィンドウには、次の情報も表示されます。

  • デバッガーが読み込んだり、アンロードしたりしたモジュール

  • スローされた例外

  • 終了したプロセス

  • 終了したスレッド