カスタム ツール

  • [アーティクル]

"カスタム ツール" を使用すると、プロジェクト内の項目にツールを関連付けて、ファイルが保存されるたびにそのツールを実行することができます。 特定のカスタム ツール ("単一ファイル ジェネレーター" と呼ばれることもあります) は、データからコードを生成したり、その逆を行ったりするために頻繁に使用されます。 たとえば、単一ファイル ジェネレーターは、.settings および .resx ファイルから、Visual C# および Visual Basic のソース コードを作成します。 生成されたソース コードは、.settings および .resx ファイル内のデータへの厳密に型指定されたアクセスを提供します。 Visual C# と Visual Basic プロジェクト タイプでは、カスタム ツールをサポートします。Visual C++ プロジェクト タイプではサポートしていません。 独自のプロジェクトの種類で、カスタム ツールをサポートすることもできます。

カスタム ツールは、IVsSingleFileGenerator インターフェイスを実装する登録済みのコンポーネントです。

カスタム ツールは ProjectItem インターフェイス オブジェクトに関連付けられており、デザイナーやエディターに似ています。 カスタム ツールは、ProjectItem によって表されるファイルを入力として受け取り、ファイル名が DefaultExtension メソッドによって提供される新しいファイルを書き込みます。

このセクションの内容

IVsSingleFileGenerator インターフェイスを使用してカスタム ツールを実装する方法について説明します。

カスタム ツールのすべてのレジストリ エントリについて説明します。

プロジェクト システムが、ビジュアル デザイナーで一時的なポータブル実行可能 (PE) ファイルを介して生成されたクラスと型にアクセスするためのサポートを提供する方法について説明します。

ソース ファイルの作成者などのプロジェクト項目のプロパティを、プロジェクト ファイルに保存する方法について説明します。

リファレンス

IVsSingleFileGenerator 1 つの入力ファイルを、コンパイルしたりプロジェクトに追加したりできる 1 つの出力ファイルに変換する、IVsSingleFileGenerator の詳細について説明します。

ProjectItem プロジェクト内の項目を表す ProjectItem インターフェイスについて説明します。

DefaultExtension 出力ファイル名に指定されたファイル名拡張子を取得する、DefaultExtension メソッドについて詳しく説明します。

Visual Studio プロジェクトおよびソリューションを使ってコード ファイルとリソース ファイルを編成する方法と、ソース管理を実装する方法について説明します。