Visual Studio でのコンパイルとビルド

ビルドを実行してソース コードからアセンブリと実行可能アプリケーションを作成することは、開発サイクルのどの時点でも行うことができます。 基本的に、ビルド プロセスはどのプロジェクト タイプでも (Windows、ASP.NET、モバイル アプリなど)、よく似ています。 同様に、どのプログラミング言語でも (C#、Visual Basic、C++、F# など) ビルド プロセスはよく似ています。

コードを何度もビルドすることによって、構文の誤り、キーワードのスペルミス、型の不一致などのコンパイル時エラーをすばやく特定できます。 また、ロジック エラーやセマンティック エラーなどの実行時エラーについても、コードのデバッグ バージョンのビルドと実行を繰り返すことによってすばやく検出して修正できます。

ビルドに成功することは、実質的には検証です。つまり、アプリケーションのソース コードの構文が正しいことと、ライブラリやアセンブリなどのコンポーネントへの静的参照がすべて解決済みであることが確認されます。 この結果としてアプリケーション実行可能ファイルが生成されるので、次にこれをテストします。デバッグ環境で正しく機能することを確認するとともに、手動と自動のさまざまなテストを通してコードの品質を検証します。 アプリケーションのテストが完了したら、リリース バージョンをコンパイルしてユーザーにリリースします。 このプロセスの入門資料については、「チュートリアル: アプリケーションをビルドする」を参照してください。

Visual Studio 製品ファミリの中では、アプリケーションのビルドに使用できる方法として Visual Studio IDE、MSBuild コマンドライン ツール、Visual Studio Team Services 上の Team Foundation ビルドの 3 つがあります。

ビルド方法 利点
IDE - ビルドを即座に作成してデバッガーでテストできます。
- マルチプロセッサ ビルドを実行します (C++ や C# のプロジェクトの場合)。
- ビルド システムのさまざまな面をカスタマイズできます。
MSBuild コマンドライン - Visual Studio をインストールせずにプロジェクトをビルドできます。
- すべてのプロジェクト タイプでマルチ プロセッサ ビルドを実行できます。
- ビルド システムのほとんどの部分をカスタマイズできます。
Team Foundation ビルド - ビルド プロセスを継続的インテグレーション/継続的配信パイプラインの一部として自動化できます。
- 自動テストをすべてのビルドに適用します。
- クラウド ベースのリソースをほぼ無制限にビルド プロセスに使用できます。
- ビルド ワークフローの変更やビルド アクティビティの作成が可能です。実行するタスクを大幅にカスタマイズできます。

このセクションでは、IDE ベースのビルド プロセスを詳しく解説します。 他の方法の詳細については、「MSBuild」と「Continuous integration and deployment」 (継続的なインテグレーションと配置) を参照してください。

IDE でのビルドの概要

Visual Studio でプロジェクトを作成すると、そのプロジェクトとプロジェクトが属するソリューションのための、既定のビルド構成が作成されます。 この構成は、ソリューションとプロジェクトをどのようにビルドして配置するかを定義するものです。 このうち、プロジェクト構成はターゲット プラットフォーム (たとえば Windows または Linux) とビルドの種類 (たとえばデバッグまたはリリース) ごとに固有です。 これらの構成は自由に編集でき、必要に応じて独自の構成を作成することもできます。

IDE の中でのビルド方法の入門資料については、「チュートリアル: アプリケーションをビルドする」を参照してください。

次に、「Visual Studio でのプロジェクトとソリューションのビルドおよびクリーン」を参照して、このプロセスに関してどのようなカスタマイズが可能かを把握してください。 カスタマイズの例としては、出力ディレクトリの変更カスタム ビルド イベントの指定プロジェクト依存関係の管理ビルド ログ ファイルの管理コンパイラ警告の抑制などがあります。

その他に、次のようなタスクに関する情報も参照してください。

関連項目