UWP アプリのネットワーク使用量を分析する

Visual Studio の ネットワーク診断ツールは、Windows.Web.Http API を使用して実行されたネットワーク操作についてのデータを収集します。 そのデータを分析すると、アクセスや認証の問題、不適切なキャッシュの使用、表示やダウンロードの低パフォーマンスなどの問題を解決するのに役立ちます。

ネットワーク ツールは、Windows ユニバーサル プラットフォーム アプリのみをサポートしています。 その他のプラットフォームは現時点ではサポートされていません。

注意

ネットワーク ツールの詳細については、Visual Studio のネットワーク ツールの概要に関する記事をご覧ください。

ネットワーク ツール データの収集

ネットワーク ツールを実行するには、Visual Studio コンピューター上で開かれた状態の Visual Studio プロジェクトが必要です。

  1. Visual Studio でプロジェクトを開きます。

  2. [デバッグ]、[パフォーマンス プロファイラー...] の順にクリックします。 [ネットワーク] を選択し、[開始] をクリックします。

  3. ネットワーク ツールは、アプリの HTTP トラフィックの収集を開始します。

    アプリを実行する際、左側のウィンドウにある [概要] ビューに、キャプチャされた HTTP 操作の一覧が自動的に表示されます。 右側のウィンドウにある [詳細] パネルで詳細を確認するには、[概要] ビューの項目を選択します。

  4. [停止] をクリックしてアプリを閉じます。

    レポート ウィンドウは次のように表示されます。

    [ネットワーク] ウィンドウ

データを分析する

アプリの実行中、またはアプリが閉じられた後でも、[概要] ビューに表示されたいずれかのネットワーク操作を選択すると、キャプチャされた HTTP トラフィックを分析できます。

[ネットワーク] 概要ビューに、アプリの実行中の各ネットワーク操作のデータが表示されます。 列ヘッダーを選択して一覧を並べ替えるか、コンテンツの種類を選択して [コンテンツの種類] フィルター ビューで表示します。

[Save as HAR] (HAR として保存) を選択すると、Fiddler などのサード パーティ製ツールで使用可能な JSON ファイルを作成できます。

[ネットワーク] の詳細ビューには、[概要] ビューのネットワーク操作に関する詳細情報が表示されます。

ネットワーク ツールの詳細ペイン

ヘッダー イベントの要求ヘッダーに関する情報。
本文 要求と応答のペイロード データ。
パラメーター クエリ文字列パラメーター名と値。
Cookie 応答と要求の cookie データ。
タイミング 選択したリソースの取得中のステージのグラフ。

ネットワークの [概要] バーは、ある特定の時点で表示されているネットワーク操作の数、転送されたデータの量、データのダウンロードに要した時間、および表示可能なエラー (4xx 応答または 5xx 応答が返された要求) の数を示しています。

分析のヒント

このツールは、次のネットワーク関連の分析を実行する際に役立つ特定の領域を強調表示します。

  1. キャッシュから完全に処理される要求は、[受信元] 列の [(キャッシュから)] に表示されます。 これにより、キャッシュを使用して効果的にユーザーの帯域幅を節約しているかどうか、または誤って応答をキャッシュして、アプリケーションのエンド ユーザーに古いデータを提供しているかどうかを判断できます。

  2. エラー応答 (4xx または 5xx) は、[結果] 列で状態コードが赤い状態で、[概要] バーで強調表示された状態で表示されます。 これにより、アプリケーションの多くの潜在的な要求の間でエラーを見つけやすくなります。

  3. ([本文] タブ内の) [応答の整形出力] ボタンは、コンテンツをさらに読みやすくして、JSON、XML、HTML、CSS、JavaScript、および TypeScript の応答のペイロードを解析できるようにします。

関連項目

デバッガーを使用して、または使用せずに、プロファイリング ツールを実行する Visual Studio ブログ: Visual Studio のネットワーク検査の概要
Channel 9 ビデオ: VS 診断ツール - 新しいネットワーク プロファイラー Visual Studio でのプロファイリング 機能のツアーのプロファイリング