パフォーマンス レポートの概要

Visual Studio Team System Development Edition の統合開発環境 (IDE) の [パフォーマンス レポート] ウィンドウでパフォーマンス セッションのプロファイリング データを表示できます。 プロファイリング データは .vsp ファイルと .vsps ファイルに保存されます。 レポート ビュー ウィンドウでは、アプリケーションのパフォーマンス上の問題を表示して分析できます。

注意事項

プロファイリング データ ファイルには、コンピューター名、オペレーティング システムのバージョン、ファイル パス、メモリ情報、その他のコンピューターの設定に関する情報などの機密情報が含まれます。 .vsp ネイティブ形式であっても、.csv ファイルまたは .xml ファイルにエクスポートした場合であっても、データの配布に関しては厳密に管理する必要があります。

イベント トレース データがパフォーマンス セッションの一部として収集された場合は、追加の情報がイベント トレース ログ (.etl) ファイルに含まれる場合があります。 このような情報には、ドメインやユーザー名が含まれます。したがって、ログ ファイルの配布に関して厳密に管理する必要があります。

[パフォーマンス レポート] ウィンドウ

[パフォーマンス レポート] ウィンドウは、パフォーマンス データの表示、管理、フィルター処理に使用するツール ウィンドウです。このウィンドウには、カスタマイズ可能なクエリ コントロールが含まれます。

[パフォーマンス レポート] ウィンドウのメイン ツール バーから、各ビューにアクセスできます。 [現在のビュー] の一覧の横にある矢印をクリックし、使用できる個々のビューを表示して選択します。

[パフォーマンス レポート] ウィンドウには、次のデータ ビューがあります。

概要 ビュー

既定では、[概要] ビューにプロファイリング データが表示されます。 このビューが、パフォーマンス上の問題に関する調査を行う際の開始点となります。 [概要] ビューの各行から、さらに詳しいビューに移動するには、関数名またはモジュール名を右クリックします。 詳細については、「概要ビュー」を参照してください。

[呼び出し元/呼び出し先] ビュー

[呼び出し元/呼び出し先] ビューには個々の関数のコール ツリーが表示されます。 このビューは 3 つの部分に分かれています。

  • 対象の関数がビューの中央部に表示されます。

  • 関数を呼び出した関数 (呼び出し元) が、対象の関数の上に表示されます。

  • 対象の関数によって呼び出された関数 (呼び出し先) が、対象の関数の下に表示されます。

    呼び出し元の一覧や呼び出し先の一覧にある関数をダブルクリックし、別の関数を選択できます。 詳細については、「[呼び出し元/呼び出し先] ビュー」を参照してください。

コール ツリー ビュー

[コール ツリー] ビューには、プロファイリングされるアプリケーションで走査された関数の実行パスが表示されます。 ツリーのルートは、アプリケーションまたはコンポーネントへのエントリ ポイントです。 各関数ノードは、呼び出したすべての関数と、その関数呼び出しに関するパフォーマンス データを表示します。

[コール ツリー] ビューでは、最も時間を消費した関数や最も頻繁にサンプリングされた関数の実行パスを展開したり強調表示したりすることもできます。 最もアクティブなパスを表示するには、関数を右クリックし、[ホット パスの展開] をクリックします。 詳細については、「コール ツリー ビュー」を参照してください。

プロセス ビュー

[プロセス] ビューには、プロファイリングされた各プロセスとスレッドのパフォーマンス データが表示されます。 詳細については、「プロセス ビュー」を参照してください。

モジュール ビュー

[モジュール] ビューには、プロジェクト内のモジュールが一覧表示され、各モジュールのプロファイリング データが示されます。 モジュール名を展開するか折りたたんで関数のプロファイリング データを表示します。 サンプリングを使用してデータを収集したときは、ソース コード行と命令ポインターのプロファイリング データも使用できます。 詳細については、「モジュール ビュー」を参照してください。

関数ビュー

[関数] ビューには、プロファイリング中に呼び出された関数が一覧表示されます。 詳細については、「関数ビュー」を参照してください。

行ビュー

[行] ビューでは、サンプリング プロファイリング中に実行された特定のソース コード行を表示できます。 詳細については、「行ビュー」を参照してください。

命令ポインター (IP) ビュー

[命令ポインター] ビューでは、サンプリング プロファイリング中に実行された特定の命令を表示できます。 詳細については、「命令ポインター (IP) ビュー」を参照してください。

割り当てビュー

[割り当て] ビューは、[パフォーマンス セッション] プロパティ ダイアログ ボックスの [全般] ページで [.NET オブジェクトの割り当て情報を収集] を選択した場合に使用できます。 「パフォーマンス セッションの概要」を参照してください。 [割り当て] ビューには、アプリケーションまたはコンポーネントによって割り当てられた .NET オブジェクトの一覧が表示されます。 オブジェクト行を展開すると、コール ツリーが表示されます。 コール ツリーは、そのオブジェクトを作成することになった実行パスを示します。 コール ツリーの関数ごとに、子を含む割り当てと関数のみの割り当ての数に関する情報も表示されます。 [割り当て] ビューでは、最大数のオブジェクトを割り当てた関数の実行パスを展開したり強調表示したりすることもできます。 最もアクティブなパスを表示するには、関数を右クリックし、[ホット パスの展開] をクリックします。 詳細については、「.NET メモリの割り当ておよび有効期間データの収集」と「.NET メモリの割り当てビュー」を参照してください。

オブジェクトの有効期間ビュー

[オブジェクトの有効期間] ビューは、[パフォーマンス セッション] プロパティ ダイアログ ボックスの [全般] ページの [.NET オブジェクトの割り当て情報を収集][.NET オブジェクトの有効期間情報も収集] を選択した場合に使用できます。

[オブジェクトの有効期間] ビューには、各型のインスタンスの合計数と、ガベージ コレクションを生成するたびに収集されたオブジェクトの数が表示されます。 詳細については、「オブジェクトの有効期間ビュー」を参照してください。

カスタマイズ可能なフィルター コントロール

カスタマイズ可能なフィルター コントロールには、次のオプションがあります。

  • [フィルターのインポート] - 以前に保存されたカスタム クエリを取得します。

  • [フィルターのエクスポート] - カスタム クエリを指定の場所に保存します。

  • [クエリの実行] - カスタム クエリ コントロールに表示されるクエリを実行します。

  • [クエリの停止] - 実行中のクエリの実行を停止します。 クエリが実行中でない場合、このボタンは使用できません。

  • [クエリの表示] - カスタム クエリ コントロールを表示または非表示にします。

  • [分析されたものを保存] - .vsps ファイルとして、現在の分析と共にレポートを保存します。

  • [エクスポート] - .CVS 形式または .XML 形式のファイルに現在のレポートを保存します。別のビューで保存するためのオプションを指定できます。

関連項目

パフォーマンス ツール データの分析
パフォーマンス レポートのビュー