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ホバー静止ぶれ

これは、デバイスが静止ホバー状態の場合に、Windows ペン デバイスのぶれをテストするものです。

テスト名

  • HoverStationaryJitter

テスト対象の主な要件

  • Device.Input.Digitizer.Pen.Jitter - ホバー静止ぶれ。

テストの目的

  • ペンが静止ホバーを行っているときに検出されるぶれが、指定された制限範囲内で発生するかどうかを確認します。

必要となるツール

  • PT3 とペン ホルダー。

検証手順

  1. ペンを強調表示された領域の任意の位置に置き、ホバーの高さを約 5 mm に設定します。

  2. 強調表示された領域が黄色に変わるまで数秒待ちます。ペン データの記録が開始されます。

  3. 強調表示された領域が再び緑色に変わると、データの記録は完了します。

  4. ペンをホバーの範囲から徐々に離します。

ホバー静止ぶれテストのスクリーンショットを次に示します。

screenshot from the hover stationary jitter test for a windows pen device.

一般的なエラー メッセージ

  • "The contact did not begin/end in the correct location." (接触が正しい場所で開始または終了されませんでした。)"

    ペン ストロークが緑色の四角形の内側で始まり、終わらない場合に発生します。

  • "Input made contact with the screen. (入力が画面と接触しました。)"

    ペンの操作が画面に触れた場合に発生します。

  • "Input ended too early. (入力が早すぎます。)"

    ペンが必要な期間、ホバー範囲内で静止していない場合に発生します。

  • "Jitter too high. (ぶれが大きすぎます。)"

    ペンがホバー静止ぶれ要件を満たしていない場合に発生します。

合格基準

  • テストに合格するには、テストを 8 回繰り返して 7 回以上合格する必要があります。
  • このテストには 0.10 mm の許容範囲があります。したがって、記録されたホバー静止ぶれが <= 0.6 mm であれば合格となります。
  • いずれかのイテレーションで許容範囲を 0.15 mm より越えた場合、ホバー静止ぶれが > = 0.7 mm と記録され、テスト全体が失敗となります。
  • ホバー静止ぶれの記録値は、イテレーションでのホバーぶれの最大値として計算されます。