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待機時間 - ダウン

これは、Windows ペンが画面に接触した時刻と、その接触が Windows にレポートされた時刻との間のタイム ラグ (待機時間) を確認するテストです。

テスト名

  • Down Latency

テストされる主な要件

  • Device.Input.Digitizer.Pen.Latency – Down Latency

テストの目的

  • ペンが最初に画面に接触するときに、ペンが接触した時刻と、その接触場所が Windows にレポートされる時刻までの間のラグが許容範囲内であるかどうか確認します。

必要なツール

  • RA ツール

検証手順

  1. このテストの詳細な手順については、「音響測定ツールを使用してタッチ ダウン待機時間を測定する方法」を参照してください。

    1. 注: 指で画面に接触するよう指示された場合は、代わりにペンを使用してください。
    2. タップするときは、ペンがホバー範囲内 (画面の約 5mm 上まで) にあることを確認してから、ペンがアクティブ化するのに十分な力で画面に接触します。 また、接触する場所は画面の端から少なくとも 8 mm は離れている必要があります。
    3. このクラスのデバイスでは、50 タップだけで収集フェーズを終えることができます。
  2. テストを実行する際は、画面を仮想的に 6 つのランダムな領域に分割して、6 つの領域すべてを均一にカバーできるようにします。 任意の 2 つの領域のサンプル数の差は 10 % 以内になります。つまり、領域全体で 50 回タップする場合、1 つの領域では 9 回までしかタップできません。 これにより、各領域の待機時間から平均待機時間を均等に算出することができます。

    1. 各領域をカバーする際にマイクを移動する場合は、最初にタップする場所にマイクを配置します。
    2. または、マイクを中央近くに配置することもできます。つまり、下の図の (2,1) と (2,2) の間です。 この場合は、少なくとも 1 回マイクを移動して、元のマイクの位置もカバーする必要があります。

Down Latency テストのスクリーンショットを次に示します。

screenshot from the down latency test for a windows pen device.

一般的なエラー

  • 収集フェーズ中、ペンが画面に接触する前に手のひらまたは指先がデバイスに触れてしまうと、マイクがそれを検出してしまう場合があります。 ペン以外の何かを画面に接触させたり、RA ツールをぶつけたり、収集フェーズ中に大きなノイズを出したりしないようにしてください。

合格基準

  • テストを成功させるには、画面領域全体で 50 回のイテレーションを収集する必要があり、さらにペンの平均ダウン待機時間も合格している必要があります。
  • このテストでは許容値が 7 ミリ秒であるため、平均ペン ダウン待機時間が 42 ミリ秒以下であれば合格となります。