移動ジッター

これは、Windows ペン デバイスが画面に接触して移動するときの動作 (ジッターに関する側面) をテストするためのものです。

テスト名

• MovingJitter

テストされる主な要件

• Device.Input.Digitizer.Pen.Jitter – 移動ジッター。
• Device.Input.Digitizer.Pen.ReportRate.

テストの目的

• ペンが画面に接触して移動するとき、点間の最大直交距離と理想的な線の距離との差が許容範囲内であることを確認します。

必要なツール

• PT3 (ペン ホルダーと + 150 g の重り付き)

検証手順

1. 移動ジッターのテスト ケースを実行します。

2. このテストの目的上、ペンはペン ホルダーを使って 45 度の角度で保持する必要があります。

3. 画面の指示に従って、ペンを画面から離さずに、緑色の四角形内から黄色の四角形内まで線を引きます。 ストロークには少なくとも 1 秒間は掛ける必要があります。

移動ジッター テストのスクリーンショットを次に示します。

一般的なエラー メッセージ

• "Distance from line of best fit too large." (最適な線からの距離が遠すぎます。)

  ペン ストロークのジッターが、最適な線 (最初と最後のパケットの間の直線として定義された線) から離れすぎているときに表示されます。

• "The contact did not begin/end in the correct location." (接触が正しい場所で開始または終了されませんでした。)

  ペン ストロークが緑色の四角形で開始されなかったか、黄色の四角形で終わらなかった場合に発生します。

• "操作時間が長すぎました。"

  ペン ストロークに必要な時間が満たされなかった場合に発生します。

• "Report rate too low." (レポート率が低すぎます。)

  ペンからのレポート率の許容値は 7 Hz であり、133 Hz 以上となることが要件ですが、これが満たされなかった場合に発生します。

合格基準

• 7/8 のテスト イテレーションが成功する必要があります。
• このテストの移動ジッターの許容値は 0.05 mm なので、移動ジッターの記録が 0.45 mm 以下であれば、イテレーションは合格となります。
• イテレーションが許容値を 0.1 mm 以上超過し、移動ジッターの記録が 0.5 mm 以上になった場合、テスト全体が失敗します。