プロトコルの実装 (touchpad-protocol-implementation)

このセクションでは、Windows 高精度タッチパッド デバイスで使用される通信プロトコルを実装するためのガイドラインを示します。

タッチパッド デバイスは、ヒューマン インターフェイス デバイス (HID) プロトコルを使用して Windows ホストと通信することが想定されています。

ここに記載されている情報を理解できるように、HID プロトコルを十分に理解しておく必要があります。 HID プロトコルの詳細については、次のリソースを参照してください。

Windows には、HID クラスのドライバーと、対応する HID I²C、HID USB、HID SPI、HID BTH の各ミニポート ドライバーが含まれています。 そのため、これらのバスのいずれかを使用する Windows 高精度タッチパッド デバイス用のサードパーティ製ドライバーを開発する必要はありません。 ただし、サードパーティ製のバス コントローラーを使用する場合、または独自のドライバーを開発してデバイスで使用する場合は、そうしてもかまいません。

デバイスを代替バス経由で接続する場合は、サードパーティ製の HID ミニポート ドライバーが必要になることがあります。 必要な処理は、このトピックに説明されている使用法をデバイスのファームウェアで報告することだけです。 Windows は、ファームウェアとそれ自体の HID ドライバーを使用してデバイスのマウスとジェスチャ機能を有効にし、Windows アプリケーションにデバイスへのアクセスも提供します。

サンプルの記述子は、「サンプルレポート記述子」トピックに記載されています。

このセクションの内容

トピック 説明

必要な HID 記述子

このトピックでは、Windows 10 以降のオペレーティング システム内の Windows 高精度タッチパッド デバイスに必要な HID 記述子 (およびデバイス属性) を紹介します。

必須の HID 最上位レベルのコレクション

このセクションでは、Windows 10 以降のオペレーティング システムで高精度タッチパッド レポートに使用される必要な HID 最上位コレクションについて説明します。

レポート記述子のサンプル

このトピックでは、Windows 高精度タッチパッド デバイスのサンプルのレポート記述子と、サンプル記述子の抜粋を示します。