ISCSI_Path 構造体 (iscsimgt.h)

ISCSI_Path構造体には、iSCSI ポータルの接続に関する情報が含まれています。

構文

typedef struct _ISCSI_Path {
  ULONGLONG UniqueConnectionId;
  ULONGLONG EstimatedLinkSpeed;
  ULONG     PathWeight;
  ULONG     PrimaryPath;
  ULONG     ConnectionStatus;
  ULONG     TCPOffLoadAvailable;
} ISCSI_Path, *PISCSI_Path;

メンバー

UniqueConnectionId

これは、イニシエーターが接続を識別するために使用する一意の接続識別子です。 LoginToTarget メソッドと AddConnectionToSession メソッドはどちらも、UniqueConnectionId パラメーターでこの値を返します。 この値は、接続 ID (CID) と混同しないでください。

EstimatedLinkSpeed

これは、1 秒あたりのメガビット数 (Mbps) の接続速度を指定します。

PathWeight

これは、このパスに割り当てられた重みを指定します。 値には任意の 32 ビット番号を指定でき、高い数値は高い優先順位を示します。 複数のパスが使用可能な場合、このパスの重みの値は互いのパスの重みと比較され、それに応じて優先順位が付きます。 たとえば、path1 に値 1 を使用し、path2 に値 2 を指定すると、path2 の優先度が高くなります。

PrimaryPath

これは、パスの状態 (プライマリまたはセカンダリ) を指定します。 値が 1 の場合は、パスがプライマリ パスであることを意味し、0 の場合はセカンダリ パスになります。

ConnectionStatus

これは、接続の状態を示します。

Type 説明
CONNECTION_STATE_CONNECTED (1) パスが接続され、アクティブになっています。
CONNECTION_STATE_DISCONNECTED (2) パスが切断されています。
CONNECTION_STATE_RECONNECTING(3) パスが再接続中です。

TCPOffLoadAvailable

これは、接続が TCP オフロードをサポートしているかどうかを示します。

注釈

iSCSI ヘッダーと MOF は、プラットフォーム SDK と WDK に含まれています。

要件

要件
Header iscsimgt.h (Iscsimgt.h を含む)

こちらもご覧ください

AddConnectionToSession

LoginToTarget