MEMORY_CACHING_TYPE列挙 (ミニポート.h)

MEMORY_CACHING_TYPE列挙型は、メモリの割り当てまたはマッピング時に許可されるキャッシュ動作を指定します。

構文

typedef enum _MEMORY_CACHING_TYPE {
  MmNonCached,
  MmCached,
  MmWriteCombined,
  MmHardwareCoherentCached,
  MmNonCachedUnordered,
  MmUSWCCached,
  MmMaximumCacheType,
  MmNotMapped
} MEMORY_CACHING_TYPE;

定数

 
MmNonCached
要求されたメモリは、プロセッサによってキャッシュされるべきではありません。
MmCached
プロセッサは、要求されたメモリをキャッシュする必要があります。
MmWriteCombined
要求されたメモリはプロセッサによってキャッシュされるべきではありませんが、メモリへの書き込みをプロセッサで組み合わせることができます。
MmHardwareCoherentCached
システムで使用するために予約されています。
MmNonCachedUnordered
システムで使用するために予約されています。
MmUSWCCached
システムで使用するために予約されています。
MmMaximumCacheType
システムで使用するために予約されています。
MmNotMapped

注釈

プロセッサ変換バッファーは、仮想から物理アドレスへの変換をキャッシュします。 これらの変換バッファーを使用すると、多くの仮想アドレスで 1 つの物理アドレスをマップできます。 ただし、特定の物理アドレス変換に許可されるキャッシュ動作は 1 つだけです。 したがって、ドライバーが 2 つの異なる仮想アドレス範囲を同じ物理アドレスにマップする場合は、両方に同じキャッシュ動作が指定されていることを確認する必要があります。 それ以外の場合、プロセッサの動作は予期しないシステム結果で未定義になります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降のバージョンの Windows でサポートされています。
Header miniport.h (Ntddk.h、Wdm.h、Miniport.h、Wudfwdm.h を含む)

こちらもご覧ください

MmAllocateContiguousMemorySpecifyCache

MmFreeContiguousMemorySpecifyCache

MmMapIoSpace

MmMapLockedPagesSpecifyCache

MmMapLockedPagesWithReservedMapping