WdfRequestImpersonate 関数 (wdfrequest.h)

[UMDF にのみ適用]

WdfRequestImpersonate メソッドは、フレームワークが偽装のために呼び出す必要があるドライバー指定のイベント コールバック関数を登録します。

構文

NTSTATUS WdfRequestImpersonate(
  [in]           WDFREQUEST                   Request,
  [in]           SECURITY_IMPERSONATION_LEVEL ImpersonationLevel,
  [in]           PFN_WDF_REQUEST_IMPERSONATE  EvtRequestImpersonate,
  [in, optional] PVOID                        Context
);

パラメーター

[in] Request

完了している I/O 要求を表すフレームワーク要求オブジェクトへのハンドル。

[in] ImpersonationLevel

偽装のレベルを識別する SECURITY_IMPERSONATION_LEVEL型指定された値。

[in] EvtRequestImpersonate

ドライバーの EvtRequestImpersonate イベント コールバック関数へのポインター。

[in, optional] Context

偽装呼び出しに関連するコンテキスト情報を含むバッファーへのポインター。 フレームワークは、 EvtRequestImpersonate イベント コールバック関数の呼び出しでこのコンテキスト情報を渡します。 このパラメーターは省略可能であり、NULL にすることができます

戻り値

WdfRequestImpersonate メソッドでエラーが発生しない場合は、STATUS_SUCCESSを返します。

メソッドは、他の NTSTATUS 値を返す場合があります。

注釈

WdfRequestImpersonate メソッドは、EvtRequestImpersonate イベント コールバック関数が完了するまで戻りません。

詳細については、「 UMDF ドライバーでのクライアント偽装の処理」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 8.1
対象プラットフォーム ユニバーサル
最小 UMDF バージョン 2.0
Header wdfrequest.h (Wdf.h を含む)
Library WUDFx02000.lib
[DLL] WUDFx02000.dll
IRQL PASSIVE_LEVEL

こちらもご覧ください

EvtRequestImpersonate

IWDFIoRequest::Impersonate