~s (現在のプロセッサの変更)

(その ~s コマンドは、マルチプロセッサー・システムでどのプロセッサーをデバッグするかを設定する。

カーネルモードでは ~s は現在のプロセッサーを変更する。 このコマンドを ~s (Set Current Thread) コマンド(これはユーザー・モードでのみ機能する)、または |s (Set Current Process) コマンドは ||s (Set Current System) 命令, または s (Search Memory) 命令.

~Processor s

パラメーター

プロセッサ
デバッグするプロセッサの番号を指定する。

環境

項目 説明
モード カーネルモードのみ
目標値 ライブ、クラッシュ ダンプ
プラットフォーム すべて

解説

プロセッサーを指定できるのはカーネル・モードのみである。 ユーザー・モードでは、チルダ(~)はスレッドを指す。

マルチプロセッサー・システムで作業しているときは、カーネル・デバッグ・プロンプトの形状ですぐにわかる。 以下の例では、「0:」はコンピューター内の最初のプロセッサーをデバッグしていることを意味する。

0: kd>

プロセッサーを切り替えるには、以下のコマンドを使用する:

0: kd> ~1s
1: kd>

今度は、デバッグ対象のコンピューターに搭載されている2番目のプロセッサーだ。

関連項目

マルチプロセッサの構文