条件付きコンパイルとビルド環境
Windows Driver Kit (WDK) 8 を使用する場合、リリース (無料) 構成またはデバッグ (チェック済み) 構成を選択することで、ドライバー内のデバッグ コードを条件付きでコンパイルできます。 選択した構成により、DBG プリプロセッサ定数が設定されます。
DBG の値は、ドライバーをビルドするために選択したビルド構成によって異なります。
デバッグ (チェック済み) 構成を使用してドライバーを作成した場合、DBG は 1 になります。
リリース (無料) ビルド構成を使用してドライバーを作成する場合、DBG は 0 になります (wdm.h も ntddk.h も含まれていない場合は未定義になります)。
デバッグ ルーチン AASSERT, ASSERTMSG, KdBreakPoint, KdBreakPointWithStatus, KdPrint, およびKdPrintEx は、実際には、DBG の値に応じて条件付きで定義されるマクロです。 0 の場合、これらのマクロは何も実行されません。 したがって、これらのマクロは、ドライバーのデバッグ (チェック済み) ビルドでのみアクティブになります。
注: KdRefreshDebuggerNotPresent を除き、「Kd」という文字で始まるすべてのデバッグ ルーチンは、ドライバーの無料ビルドでは効果がありません。
Visual Studio と MSBuild を使用してドライバーのバージョンを作成し、リリースおよびデバッグする方法の詳細については、「ドライバーの構築、WDK および Visual Studio ビルド環境」を参照してください。
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