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マクロブロック指向の画像のデコード

マクロブロックは、ビデオ デコード プロセスの基本的な単位です。 マクロブロックは、輝度 (Y) サンプルの長方形配列と、対応する 2 つのクロマ (Cb および Cr) サンプルの配列で構成されます。 一般的に認識されているビデオ コーディング標準では、マクロブロックは輝度サンプルの次元で 16 x 16 ブロックとなっています。 ビデオが 4:2:0 形式でコーディングされている場合、マクロブロックの 2 つのクロマ配列は、いずれも輝度配列の半分の高さと半分の幅を持ちます。 ビデオが 4:2:2 形式でコーディングされている場合、マクロブロックの 2 つの彩度配列は、いずれも輝度配列と同じ高さと半分の幅を持ちます。 ビデオが 4:4:4 形式でコーディングされている場合、マクロブロックの 2 つの彩度配列は、いずれも輝度配列と同じサイズになります。

マクロブロックは、動き補償とモーション ベクトルを使用して予測される場合と、そのような予測を行わずに内部でコーディングされる場合とがあります。 マクロブロックが予測されるかどうかを判断した後、残りの信号の微調整がある場合は、残差差分データ ブロックの形式で追加されます。 一般的に認識されているビデオ コーディング標準では、これらの残差差分データ ブロックは 8 x 8 であるため、16 x 16 の輝度マクロブロックをカバーするには 4 つの残差差分データ ブロックが必要です。