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DEVPKEY_DrvPkg_Icon

DEVPKEY_DrvPkg_Icon のデバイス プロパティはデバイス アイコンの一覧を表しています。これらのアイコンは Windows において、デバイス インスタンスを視覚的に表すために使用されます。

属性 Value
プロパティ キー DEVPKEY_DrvPkg_Icon
プロパティ データ型識別子 DEVPROP_TYPE_STRING_LIST
「プロパティ アクセス」 インストール アプリケーションとインストーラーによる読み取り専用アクセス
ローカライズ はい

解説

リスト内の各アイコンは、アイコン ファイル (*.ico) のパスによって、または実行可能ファイル内のアイコン リソースへの参照によって指定されます。

リストの最初のアイコンはデフォルトとして使用されます。 追加のアイコンを指定すると、デバイスにおいてさまざまな視覚的表現が得られます。 Windows に含まれているユーザー インターフェイスでは、ユーザーは表示するアイコンを選択できます。 たとえば、Microsoft DiscoveryCam 530 には、青、緑、赤があります。 各色のアイコンが提供されています。 Windows では、青色のアイコンがリストの最初にあるので、デフォルトで使用されます。 ですが、ユーザーは緑色のアイコンまたは赤いアイコンを選択することもできます。

アイコンリストは、NULL で区切られたアイコン指定子のリストです。 アイコン指定子は、次に示すようなアイコン ファイル (*.ico) またはアイコン リソース指定子のパスです。

  • アイコン ファイルへのパスの形式は DirectoryPath\filename.ico です。

  • アイコン リソース指定子には、次のエントリがあります。

    @executable-file-path,resource-identifier
    

    アイコン リソース指定子の最初の文字はアット マーク (@) 、その次に実行可能ファイルのパス (*.exe または *.dll ファイル)、コンマ区切り記号 (,)、最後にリソース識別子の順にエントリが続きます。

たとえば、アイコン指定子「@shell32.dll,-30」は、実行可能ファイルが「shell32.dll」、リソース識別子が「-30」であることを表しています。

リソース識別子は、次のように、実行可能ファイル内のリソースに対応する整数値である必要があります。

  • 指定された識別子が負の値の場合、指定された識別子の絶対値に等しい識別子を持つ、実行可能ファイル内のリソースが使用されます。

  • 指定された識別子が 0 の場合、識別子の値が実行可能ファイルの中で最も小さい実行可能ファイル内のリソースが使用されます。

  • 指定された識別子が正の場合 (たとえば n という値)、実行可能ファイル内で n+1 番目に小さい識別子を持つリソースが使用されます。 たとえば、n の値が 1 である場合は、実行可能ファイル内で 2 番目に小さい識別子を持つリソースを使用します。

DEVPKEY_DrvPkg_Icon の値を設定するには INF AddProperty ディレクティブを使います。これは、デバイスをインストールする INF ファイルの INF DDInstall セクションに含まれています。 DEVPKEY_DrvPkg_Icon の値を取得するには、CM_Get_DevNode_Property または SetupDiGetDeviceProperty を呼び出してください。

INF AddProperty ディレクティブを使用して、INF DDInstall セクションの「SampleDDInstallSection」によってインストールされるデバイスに対し DEVPKEY_DrvPkg_Icon の値を設定する方法の例を次に示します。

[SampleDDinstallSection]
...
AddProperty=SampleAddPropertySection
...

[SampleAddPropertySection] 
DeviceIcon,,,,"SomeResource.dll,-2","SomeIcon.icon"
...

要件

バージョン: Windows Vista 以降のバージョン

ヘッダー: Devpkey.h (Devpkey.h を含む)

関連項目

INF AddProperty ディレクティブ

INF DDInstall セクション

SetupDiGetDeviceProperty