WHQL テスト署名プログラム

Windows Hardware Quality Labs (WHQL) テスト署名プログラムは、後に WHQL リリース署名のために送信される、ドライバー用テスト署名をサポートしています。 独立系ハードウェア ベンダー (IHV) は、このプログラムに参加すれば、ドライバー パッケージを送信してテスト署名を取得できます。

WHQL テスト署名済みドライバー パッケージを使用してドライバーをインストールするには、次の手順に従ってください。

1. テスト署名済みドライバーを正しくインストールするには、コンピューターのセキュア ブートを無効化する必要があります。 詳細は「セキュア ブートの無効化」をご覧ください。

2. テストコンピューターにおいて testsigning ブート構成オプション を設定する必要があります。 詳細は、「testsigning ブート構成オプションの設定」をご覧ください。

3. 再起動すると、テスト モード、Windows SKU、Windows ビルド情報を示すウォーターマークが、システムにより、画面の右下隅に表示されます。

4. ハードウェア デベロッパー センター (HDC) によってテスト署名されたドライバーをインストールします。

WHQL テスト署名の取得方法の詳細は、winqual@microsoft.com までメールでお問い合わせください。メールの件名に「テスト署名」を含めていただくようお願いします。

セキュア ブートの無効化

1. ブート ディスクの BitLocker が有効になっている場合は、UEFI でセキュア ブートを無効化する前に、まず BitLocker を一時停止する必要があります。 詳細は、「Microsoft 以外のソフトウェア更新プログラムの BitLocker 保護を中断する」をご覧ください。

2. WHQL テスト証明書をインストールするには、セキュア ブートを無効にする必要があります。 詳細は、「セキュア ブート の無効化」をご覧ください。

testsigning ブート構成オプションの設定

テスト署名済みドライバー パッケージをインストールするコンピューターにおいて、 testsigning ブート構成オプションの設定を通じてテスト署名を有効化すると、Microsoft Test Root Authority が取り込まれます。 このオプションを有効化するには、次の手順に従います。

1. 昇格した [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。 管理者特権のコマンド プロンプト ウィンドウを開くには、Cmd.exe へのデスクトップ ショートカットを作成し、Cmd.exe ショートカットを選択して長押し (または右クリック) し、[管理者として実行] を選択します。

2. 管理者特権のコマンド プロンプト ウィンドウで、次のコマンドを実行し、テスト署名済みドライバー用の設定を行った上で、システムを再起動します。

   bcdedit /set testsigning on
   shutdown /r /t 00