san

適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012

オペレーティング システムの記憶域ネットワーク (SAN) ポリシーを表示または設定します。 パラメーターを指定せずに使用した場合は、現在の SAN ポリシーが表示されます。

構文

san [policy={onlineAll | offlineAll | offlineShared}] [noerr]

パラメーター

パラメーター 説明
policy={onlineAll|offlineAll|offlineShared}] 現在起動されているオペレーティング システムに SAN ポリシーを設定します。 SAN ポリシーは、新しく検出されたディスクをオンラインにするかオフラインのままにするか、および読み取り/書き込みにするか読み取り専用のままにするかを決定します。 ディスクがオフラインのときは、ディスク レイアウトを読み取るがからプラグ アンド プレイ デバイスのボリュームは発生しません。 オフラインの場合、ディスクにファイル システムをマウントできません。 ディスクがオンラインのとき、ディスクの 1 つまたは複数のボリュームのデバイスがインストールされます。 次のパラメーターを設定できます。
  • onlineAll. 新しく検出されたすべてのディスクはオンラインであり、読み取り/書き込みされることを指定します。 重要: ディスクを共有しているサーバーで onlineAll を指定すると、データが破損する可能性があります。 そのため、サーバーがクラスターの一部でない限り、ディスクがサーバー間で共有されている場合は、このポリシーを設定しないでください。
  • offlineAll. 起動ディスクを除くすべての新しく検出されたディスクはオフラインであり、既定で読み取り専用にすることを指定します。
  • offlineShared. 新しく検出された、共有バス (SCSI、iSCSI など) 上にないすべてのディスクはオンラインになり、読み取り/書き込みされることを指定します。 オフラインのままのディスクは、既定で読み取り専用になります。
詳しくは、「VDS_san_POLICY 列挙型」をご覧ください。
noerr スクリプト専用です。 エラーが発生しても、エラーが発生しなかったかのように DiskPart はコマンドの処理を続けます。 このパラメーターは、エラー発生すると、DiskPart はエラー コードを生成して終了します。

現在のポリシーを表示するには、次のように入力します。

san

起動ディスクを除くすべての新しく検出されたディスクをオフラインであり、既定では読み取り専用にするには、次のように入力します。

san policy=offlineAll