オン デマンドでレポートを生成する
適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2
ファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) を使用して、オンデマンドでレポートを生成できます。 これらのレポートから、サーバー上の現在のディスク使用状況をさまざまな角度から分析できます。 現在のデータが、レポートの生成前に収集されます。
レポートをオンデマンドで生成すると、[FSRM] > [操作] > [オプションの構成] > [Report Locations] (レポートの場所) で指定されていない限り、レポートは既定の場所に保存されます。 後で使用するためのレポート タスクは作成されません。 レポートは、生成されてすぐに表示することも、管理者のグループに電子メールで送信することもできます。
注意
すぐにレポートを開く場合は、レポートが生成されている間、待つ必要があります。 処理にかかる時間は、レポートの種類やデータの範囲によって異なります。
前提条件
この機能を使うには、次のものがインストールされている必要があります。
- ファイル サービスと記憶域サービスの役割サービスがインストールされている Windows Server。 詳しくは、「役割、役割サービス、または機能のインストールまたはアンインストール」をご覧ください。
- 管理特権のあるアカウント。
レポートを生成する方法
- [スタート]>[Windows 管理ツール]> をクリックし、[File Server Resource Management] (ファイル サーバー リソース管理) を選択します。
または、[スタート] をクリックし、「fsrm.msc」と入力して Enter キーを押します。 - [記憶域レポートの管理] を選択して、[記憶域レポートの管理] を右クリックし、[レポートを今すぐ生成する] をクリックします (または、[操作] ウィンドウで [レポートを今すぐ生成する] をクリックします)。
- [記憶域レポート タスクのプロパティ] ダイアログ ボックスで、含めるデータを [レポート データ] 選択ボックスから選択します。
- [レポートの形式] で、レポート用の形式を 1 つ以上選択します。 既定では、[ダイナミック HTML (DHTML)] に設定されています。 その他の使用可能な形式は、HTML、XML、CSV、およびテキストです。 レポートの既定の保存場所は、変更されない限り C:\StorageReports に格納されます。
- [スコープ] タブ >[追加]> の順にクリックして、レポートを生成するボリュームまたはフォルダーを参照し、[OK] をクリックしてレポートのスコープに追加します。
- レポートに含めるボリュームまたはフォルダーをすべて追加できます。
- ボリュームまたはフォルダーを削除するには、一覧から選択して、[削除] をクリックします。
- [スコープ] タブで次のデータ型を選択して含めることもできます。
- アプリケーション ファイル
- バックアップ ファイルとアーカイブ ファイル
- グループ ファイル
- ユーザー ファイル
- [OK] をクリックして、レポートを生成するために使用できる 2 つのオプションのいずれかを選択し、[OK] をクリックしてレポートを生成します。
- レポートがバックグラウンドで生成されます
- レポートが生成され、表示されるのを待ちます
次のアニメーションは、[レポートを今すぐ生成する] 機能を使用してレポートを生成する手順を示しています。
カスタム レポートを生成する
レポートをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
[記憶域レポート タスクのプロパティ] ダイアログ ボックスで、含めるデータを [レポート データ] 選択ボックスから選択します。
[パラメーターの編集] をクリックして、[レポート パラメーター] ダイアログ ボックスで必要に応じてパラメーターを編集し、[OK] をクリックします。
ヒント
各レポート データ ラベルには、独自のパラメーターのセットがあります。 レポートをカスタマイズするときは、変更を加える際に一度に 1 つのレポート ラベルを選択することをお勧めします。
選択したすべてのレポートのパラメーター セットの一覧を表示するには、[選択したレポートの表示] をクリックし、完了したら [閉じる] をクリックします。
レポートをカスタマイズしたら、[レポートの形式] からレポート出力の種類を選択して [OK] をクリックし、レポートの生成方法を選択して、[OK] をクリックします。
電子メールでレポートを配信する
レポートのコピーを電子メールで管理者に送信するには
[記憶域レポート タスクのプロパティ] ダイアログ ボックスで、生成するレポート データと [レポートの形式] の選択を完了します。
[配信] タブをクリックし、[次の管理者にレポートを送信する] チェック ボックスを選択して、レポートを受信する管理アカウントの名前を account@domain の形式で入力します。複数のアカウントを示すには、セミコロン (;) を使用します。
[OK] をクリックし、レポートの生成方法を選択して、[OK] をクリックします。
注意
この機能を使用するには、電子メールの配信エラーを防ぐために SMTP サーバーを構成する必要があります。