プロビジョニング パッケージによる Windows 10 のスタート画面とタスク バーのカスタマイズ

適用対象

  • Windows 10

ユーザー向けの情報をお探しの場合は、以下をご覧ください。 スタート メニューのカスタマイズ

Windows 10 Pro、Windows 10 Enterprise、Windows 10 学歴、バージョン1703では、Windows 構成デザイナーで作成したプロビジョニングパッケージを使って、カスタマイズされた開始とタスクバーのレイアウトをユーザーに展開できます。 イメージを再作成することなく、レイアウトが含まれている .xml ファイルを上書きするだけで、スタート画面やタスク バーのレイアウトを簡単に更新できます。 プロビジョニング パッケージは実行中のデバイスに適用できます。 これにより、スタート画面とタスク バーのレイアウトをさまざまな部署や組織に合わせて最小限の管理オーバーヘッドでカスタマイズできます。

重要

タスク バーの構成にプロビジョニング パッケージを使用する場合は、explorer.exe プロセスが再起動されるたびに構成が再適用されます。 構成によって固定されたアプリが、ユーザーによって固定表示が解除された場合、ユーザーの変更は、次回構成が適用されたときに上書きされます。 タスク バーの構成を適用し、変更内容を永続的に使用するには、グループ ポリシーを使用して構成を適用します。

開始する前に: デスクトップ エディションのスタート画面のレイアウトのカスタマイズとエクスポート

スタート画面のレイアウトの制御のしくみ

スタート画面とタスク バーのレイアウトは、3 つの機能によって制御できます。

  • Windows PowerShell の Export-StartLayout コマンドレットを使って、現在のスタート画面のレイアウトの記述を .xml ファイル形式でエクスポートします。

    注意

    マウントした Windows イメージにスタート画面のレイアウトをインポートするには、Import-StartLayout コマンドレットを使います。

  • スタート画面の .xml ファイルを変更して <CustomTaskbarLayoutCollection> を追加したり、タスク バーの構成専用の .xml ファイルを作成したりすることができます。

  • Windows 構成デザイナーで、Policies/Start/StartLayout 設定を使って、スタート画面やタスク バーのレイアウトを定義する .xml ファイルの内容を指定します。

スタート画面のレイアウトの XML ファイルを準備する

Export-StartLayout コマンドレットは、XML ファイルを生成します。 Windows 構成デザイナーは構成設定が含まれた customizations.xml ファイルを生成するため、スタート画面のレイアウト セクションを customizations.xml ファイルに直接追加すると、XML ファイルに XML ファイルが埋め込まれることになります。 そこで、スタート画面のレイアウト セクションを customizations.xml ファイルに追加する前に、次の手順で layout.xml のマークアップ文字をエスケープ文字に置き換える必要があります。

  1. エスケープ文字に置換するオンライン ツールに、layout.xml の内容をコピーします。

  2. プロビジョニング パッケージの作成処理中に、エスケープ文字に置換したテキストをコピーして、プロジェクトの customizations.xml ファイルに貼り付けます。

カスタマイズしたスタート画面のレイアウトが含まれたプロビジョニング パッケージを作成する

Windows 構成デザイナー ツールを使用して、プロビジョニング パッケージを作成します。 Windows 構成デザイナーをインストールする方法をこちらで確認できます。

重要

プロビジョニング パッケージを作成する場合、プロジェクト ファイルとプロビジョニング パッケージ (.ppkg) ファイルに機密情報を含めることができます。 .ppkg ファイルは暗号化するかどうかを選べますが、プロジェクト ファイルは暗号化されません。 プロジェクト ファイルは、安全な場所に保存し、不要になったときに削除する必要があります。

  1. Windows 構成デザイナーを開きます (既定では %systemdrive%\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Imaging and Configuration Designer\x86\ICD.exe)。

  2. [高度なプロビジョニング] を選びます。

  3. プロジェクトに名前を付け、 [次へ] をクリックします。

  4. [すべての Windows デスクトップ エディション]] を選び、 [次へ] をクリックします。

  5. [新しいプロジェクト][完了] をクリックします。 パッケージのワークスペースが開きます。

  6. [実行時の設定] > [ポリシー] > [Start] の順に展開し、[StartLayout] をクリックします。

    ヒント

    [Start] が表示されない場合、手順 4 で選んだ設定の種類を確認します。 プロジェクトは、[すべての Windows デスクトップ エディション] 用の設定を使って作成する必要があります。

  7. layout.xml」と入力します。 この値により、customizations.xml ファイル内にプレースホルダーが作成されます。これを後の手順で layout.xml の内容で置き換えます。

  8. プロジェクトを保存して、Windows 構成デザイナーを閉じます。

  9. エクスプローラーでは、プロジェクトのディレクトリを開きます。 (既定の場所は C:\Users\user name\Documents\Windows Imaging and Configuration Designer (WICD)\プロジェクト名)

  10. customizations.xml ファイルをテキスト エディターで開きます。 <Customizations> セクションは次のようになります。

    置換する文字が強調表示されているカスタマイゼーション ファイル

  11. layout.xml を、マークアップ文字をエスケープ文字で置き換えた layout.xml ファイルのテキストで置き換えます。

  12. 保存して、customizations.xml ファイルを閉じます。

  13. Windows 構成デザイナーを開き、プロジェクトを開きます。

  14. [ファイル] メニューの [保存] をクリックします。

  15. [エクスポート] メニューの [プロビジョニング パッケージ] を選びます。

  16. [所有者][IT 管理者] に変更して、このプロビジョニング パッケージの優先順位を他のソースからこのデバイスに適用されるプロビジョニング パッケージよりも高くします。次に、[次へ] を選択します。

  17. (省略可能) [プロビジョニング パッケージ セキュリティ] ウィンドウで、パッケージの暗号化を選択してパッケージの署名を有効にできます。

    • [パッケージの暗号化を有効にする] - このオプションを選ぶと、自動生成されたパスワードが画面に表示されます。

    • [パッケージの署名を有効にする] - このオプションを選ぶと、パッケージの署名に使用する有効な証明書を選ぶ必要があります。 [参照] をクリックし、パッケージの署名に使う証明書を選んで、証明書を指定します。

  18. [次へ] をクリックし、ビルドしたプロビジョニング パッケージの出力先を指定します。 既定では、Windows イメージングおよび構成デザイナー (ICD) はプロジェクト フォルダーを出力先として使います。

    必要に応じて、[参照] をクリックして既定の出力先を変更できます。

  19. [次へ] をクリックします。

  20. パッケージのビルドを開始するには、[ビルド] をクリックします。 プロビジョニング パッケージのビルドにはそれほど時間はかかりません。 ビルド ページにプロジェクト情報が表示され、進行状況バーでビルドの状態が示されます。

    ビルドを取り消す必要がある場合は、[キャンセル] をクリックします。 これにより、現在のビルド プロセスが取り消され、ウィザードが閉じられて、[カスタマイズ ページ] に戻ります。

  21. ビルドに失敗した場合は、プロジェクト フォルダーへのリンクが含まれたエラー メッセージが表示されます。 エラーの原因を特定するには、ログを調べることができます。 問題が解決したら、パッケージをもう一度ビルドしてみてください。

    ビルドに成功した場合は、プロビジョニング パッケージの名前、出力ディレクトリ、プロジェクト ディレクトリが表示されます。

    • 必要に応じて、パッケージの出力先として別のパスを選択し、もう一度プロビジョニング パッケージをビルドすることもできます。 これを行うには、[戻る] をクリックして出力パッケージの名前とパスを変更し、[次へ] をクリックしてもう一度ビルドを開始します。
    • 完了したら、[完了] をクリックしてウィザードを閉じ、[カスタマイズ ページ] に戻ります。
  22. ターゲット デバイスにプロビジョニング パッケージをコピーします。

  23. ppkg ファイルをダブルクリックしてインストールします。

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