カスタムの互換性データベースのインストールとアンインストール (Compatibility Administrator)

適用対象

  • Windows 10
  • Windows 8.1
  • Windows 8
  • Windows 7
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2

互換性管理者ツールを使用すると、カスタム互換性データベースと標準互換性データベースの作成と使用が可能になります。 カスタム データベースと標準データベースの両方に、既知の互換性修正プログラム、互換性モード、および AppHelp メッセージが格納されます。 また、ローカル コンピューターへのインストールに必要なアプリケーションマッチング情報も格納されます。

既定では、Windows® オペレーティング システムは、互換性管理者と共に使用するために System Application Fix データベースをインストールします。 このデータベースは、Windows Updateを介して更新でき、%WINDIR% \AppPatch ディレクトリに格納されます。 カスタム データベースは 、%WINDIR% \AppPatch\Custom ディレクトリに自動的に格納され、互換性管理者に提供されている Sdbinst.exe ツールを使用してインストールされます。

重要

アプリケーション互換性ツールキット (ACT) では、互換性管理者ツールの 32 ビットバージョンと 64 ビット バージョンがインストールされます。 32 ビット バージョンを使用して 32 ビット アプリケーションのカスタム データベースを操作し、64 ビット バージョンを使用して 64 ビット アプリケーションのカスタム データベースを操作する必要があります。

さらに、含まれている修正プログラムがアプリケーションの問題に影響を与える前に、データベースをorganizationのコンピューターに展開する必要があります。 データベースのデプロイの詳細については、「 Sdbinst.exe Command-Line ツールの使用」を参照してください。

カスタム データベースのインストール

カスタム互換性データベースをインストールすると、インストールされているアプリケーションに関する問題を解決できます。

カスタム データベースをインストールするには

  1. [互換性管理者] の左側のウィンドウで、カスタム データベースをクリックしてローカル コンピューターにインストールします。

  2. [ ファイル ] メニューの [ インストール] をクリックします。

    互換性管理者がデータベースをインストールします。データベースは [ インストール済みデータベース ] の一覧に表示されます。

    データベース ファイルと含まれるアプリケーションの間の関係は、レジストリで発生します。 アプリケーションを起動するたびに、オペレーティング システムによってレジストリで互換性修正情報がチェックされ、見つかった場合は、カスタマイズしたデータベース ファイルから情報が取得されます。

カスタム データベースのアンインストール

アプリケーションが使用されなくなったか、ベンダーが互換性の問題を解決する修正プログラムを提供したために、カスタム データベースが不要になった場合は、カスタム データベースをアンインストールできます。

カスタム データベースをアンインストールするには

  1. [互換性管理者] の左側のウィンドウに表示される [ インストール済みデータベース ] の一覧で、ローカル コンピューターからアンインストールするデータベースをクリックします。

  2. [ ファイル ] メニューの [ アンインストール] をクリックします。

互換性管理者ユーザー ガイド