チュートリアル: Microsoft Intune を使った Windows Update for Business の構成

適用対象

  • Windows10
  • Windows 10 Mobile

ユーザー向けの情報をお探しの場合は、Windows Update: FAQ」をご覧ください。

重要

名称の変更が行われましたが、CB、CBB、LTSB などこれまで使用されていた用語が、弊社製品の一部にまだ表示される場合があります。

以下の設定では、CB は半期チャネル (対象指定) を表し、CBB は半期チャネルを表します。

Intune を Azure AD と組み合わせて使用する場合は、オンプレミスのインフラストラクチャがなくても Intune を使用して Windows Update for Business を構成できます。 Windows Update for Business を構成する前に、ご使用環境での更新プログラムと機能更新プログラムの展開方法を検討してください。

Windows 10 Version 1511 の Windows Update for Business では、Microsoft から Current Branch for Business (CBB) サービス ブランチへのビルドがリリースされた後、品質更新プログラムを最長で 4 週間、機能更新プログラムを最長でさらに 8 か月、延期することができます。 Windows 10 Version 1607 以降では、Current Branch (CB) または CBB のビルドがリリースされた後、品質更新プログラムを最長で 30 日、機能更新プログラムを最長でさらに 180 日、延期することができます。

ご使用環境で品質更新プログラムと機能更新プログラムを Intune によって管理するには、構築した展開リングに合わせて、まずコンピューター グループを作成する必要があります。

Windows 10 Version 1511 での Windows Update for Business の構成

この例では、「Windows 10 更新プログラムの展開リングの構築」の表 1 にある "リング 4 一般ビジネス ユーザー" および "リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" という 2 つのセキュリティ グループを使用して更新プログラムを管理します。

  • "リング 4 一般ビジネス ユーザー" グループには、更新プログラムをテストする IT メンバーの PC が含まれています。IT メンバーは、Current Branch for Business (CBB) サービス ブランチで Windows クライアントに対する更新プログラムがリリースされたら、すぐにこれらの更新プログラムをテストします。 このフェーズは、Current Branch (CB) デバイスのテスト後に生じることが一般的です。
  • "リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" グループは、最初の基幹業務 (LOB) ユーザーから成っています。これらのユーザーは、CBB リリースから 1 週間後に品質更新プログラムを使用し、1 か月後に機能更新プログラムを使用します。

注意

展開リングのサンプルでは、リング 5 の機能更新プログラムの延期は 2 週間と明記していますが、Windows 10 バージョン 1511 での延期は月単位のみです。

CBB 用の "リング 4 一般ビジネス ユーザー" 展開リングの構成 (延期なし)

  1. Intune 管理者https://manage.microsoft.comの資格情報でにサインインします。

  2. [ポリシー] ワークスペースをクリックします。 中央のウィンドウで [構成ポリシー] をクリックし、詳細ウィンドウで [追加] をクリックします。

    この手順の UI を示しています

  3. 新しいポリシーの作成ウィザードで、[Windows]、[カスタム構成 (Windows 10 Desktop および Mobile 以降)] の順に選択し、[ポリシーの作成] をクリックします。

  4. ポリシーの名前として、「Windows Update for Business - CBB1」と入力します。 次に、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。

  5. [設定名] に「Enable Clients for CBB」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  6. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/RequireDeferUpgrade」と入力します。

  7. [値] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。

    注意

    OMA-URI 設定では大文字と小文字が区別されるため、ポリシー CSP のページで正しい構文を確認してください。

    このポリシーの設定

  8. この展開リングで有効にする必要があるのは CBB のみであるため、[ポリシーの保存] をクリックします。

  9. [展開ポリシー: Windows Update for Business-CBB1] ダイアログ ボックスで、[はい] をクリックします。

    注意

    このダイアログ ボックスが表示されない場合は、ポリシーを選択し、[展開の管理] をクリックします。

  10. [展開の管理: Windows Update for Business – CBB1] ダイアログ ボックスで、[Ring 4 Broad business users] (リング 4 一般ビジネス ユーザー) グループを選択し、[追加] をクリックして [OK] をクリックします。

これで、CBB サービス ブランチが有効化されるように "リング 4 一般ビジネス ユーザー" 展開リングを構成できました。 次は、"リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" を構成して、品質更新プログラムの 1 週間の延期、機能更新プログラムの 1 か月の延期を指定する必要があります。

CBB 用の "リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" 展開リングの構成 (延期あり)

  1. 中央のウィンドウで [構成ポリシー] をクリックし、[追加] をクリックします。

  2. 新しいポリシーの作成ウィザードで、[Windows]、[カスタム構成 (Windows 10 Desktop および Mobile 以降)] の順に選択し、[ポリシーの作成] をクリックします。

  3. ポリシーの名前として、「Windows Update for Business – CBB2」と入力します。 次に、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。 このポリシーでは、延期の種類ごとに 1 つずつ、合計 2 つの OMA-URI 設定を追加します。

  4. [設定名] に「Enable Clients for CBB」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  5. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/RequireDeferUpgrade」と入力します。 次に、[値] ボックスに「1」と入力します。

  6. [OK] をクリックして設定を保存します。

  7. [OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。

  8. この設定用に、[設定名] に「Defer Updates for 1 Week」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  9. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/DeferUpdatePeriod」と入力します。

  10. [値] ボックスに「1」と入力します。

  11. [OK] をクリックして設定を保存します。

  12. [OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。

  13. この設定用に、[設定名] に「Defer Upgrades for 1 Month」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  14. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/DeferUpgradePeriod」と入力します。

  15. [値] ボックスに「1」と入力します。

  16. [OK] をクリックして設定を保存します。

    [Windows Update for Business – CBB2] ポリシーに、3 つの設定が表示されます。

    CBB2 ポリシーの設定

  17. [ポリシーの保存] をクリックし、[展開ポリシー] プロンプトで [はい] をクリックします。

  18. [展開の管理] ダイアログ ボックスで、[Ring 5 Broad business users #2] (リング 5 一般ビジネス ユーザー #2) コンピューター グループを選択し、[追加] をクリックして [OK] をクリックします。

Windows 10 バージョン 1607 での Windows Update for Business の構成

ご使用環境で品質更新プログラムと機能更新プログラムを Intune によって管理するには、構築した展開リングに合わせて、まずコンピューター グループを作成する必要があります。

この例では、「Windows 10 更新プログラムの展開リングの構築」の表 1 にある 3 つのセキュリティ グループを使用して更新プログラムを管理します。

  • "リング 2 パイロット ビジネス ユーザー" には、ビジネス ユーザーの PC が含まれています。これらのユーザーはパイロット テスト プロセスに含まれ、リリースから 28 日後に CB ビルドを受け取ります。
  • "リング 4 一般ビジネス ユーザー" は、Microsoft から CBB サービス ブランチへの Windows 10 ビルドがリリースされた後で更新プログラムを受け取る IT メンバーで構成されます。
  • "リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" は、CBB の LOB ユーザーから成っています。これらのユーザーは、品質更新プログラムを 7 日後に使用し、機能更新プログラムを 14 日後に受け取ります。

"リング 2 パイロット ビジネス ユーザー" ポリシーの構成

  1. Intune 管理者https://manage.microsoft.comの資格情報でにサインインします。

  2. [ポリシー] ワークスペースをクリックします。 中央のウィンドウで [構成ポリシー] をクリックし、詳細ウィンドウで [追加] をクリックします。

    この手順の UI を示しています

  3. 新しいポリシーの作成ウィザードで、[Windows]、[カスタム構成 (Windows 10 Desktop および Mobile 以降)] の順に選択し、[ポリシーの作成] をクリックします。

  4. ポリシーの名前として、「Windows Update for Business - CB2」と入力します。 次に、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。

  5. [設定名] に「Enable Clients for CB」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  6. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/BranchReadinessLevel」と入力します。

  7. [値] ボックスに「0」と入力し、[OK] をクリックします。

    注意

    OMA-URI 設定では大文字と小文字が区別されるため、ポリシー CSP のページで正しい構文を確認してください。

    このポリシーの設定

  8. "リング 2 パイロット ビジネス ユーザー" 展開リングでは CB の機能更新プログラムを 28 日後に受け取るため、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックして OMA-URI 設定をもう 1 つ追加します。

  9. [設定名] に「Defer feature updates for 28 days」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  10. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/DeferFeatureUpdatesPeriodInDays」と入力します。
  11. [値] ボックスに「28」と入力し、[OK] をクリックします。

    このポリシーの設定

  12. [ポリシーの保存] をクリックします。

  13. [展開ポリシー: Windows Update for Business-CB2] ダイアログ ボックスで、[はい] をクリックします。

    注意

    このダイアログ ボックスが表示されない場合は、ポリシーを選択し、[展開の管理] をクリックします。

  14. [展開の管理: Windows Update for Business – CB2] ダイアログ ボックスで、[Ring 2 Pilot Business Users] (リング 2 パイロット ビジネス ユーザー) グループを選択し、[追加] をクリックして [OK] をクリックします。

これで、CB の機能更新プログラムの 14 日延期が有効化されるように "リング 2 パイロット ビジネス ユーザー" 展開リングを構成できました。 次に、CBB 機能プログラムがリリースされたらすぐ受け取ることができるように、"リング 4 一般ビジネス ユーザー" を構成する必要があります。

"リング 4 一般ビジネス ユーザー" ポリシーの構成

  1. [ポリシー] ワークスペースをクリックします。 中央のウィンドウで [構成ポリシー] をクリックし、詳細ウィンドウで [追加] をクリックします。

    この手順の UI を示しています

  2. 新しいポリシーの作成ウィザードで、[Windows]、[カスタム構成 (Windows 10 Desktop および Mobile 以降)] の順に選択し、[ポリシーの作成] をクリックします。

  3. ポリシーの名前として、「Windows Update for Business - CBB1」と入力します。 次に、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。

  4. [設定名] に「Enable Clients for CBB」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  5. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/BranchReadinessLevel」と入力します。

  6. [値] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。

    注意

    OMA-URI 設定では大文字と小文字が区別されるため、ポリシー CSP のページで正しい構文を確認してください。

  7. "リング 4 一般ビジネス ユーザー" 展開リングでは CBB の機能更新プログラムを直ちに受け取るため、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックして OMA-URI 設定をもう 1 つ追加します。

  8. [設定名] に「Defer feature updates for 0 days」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  9. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/DeferFeatureUpdatesPeriodInDays」と入力します。

  10. [値] ボックスに「0」と入力し、[OK] をクリックします。

    このポリシーの設定

  11. [ポリシーの保存] をクリックします。

  12. [展開ポリシー: Windows Update for Business-CBB1] ダイアログ ボックスで、[はい] をクリックします。

    注意

    このダイアログ ボックスが表示されない場合は、ポリシーを選択し、[展開の管理] をクリックします。

  13. [展開の管理: Windows Update for Business – CBB1] ダイアログ ボックスで、[Ring 4 Broad business users] (リング 4 一般ビジネス ユーザー) グループを選択し、[追加] をクリックして [OK] をクリックします。

これで、CBB 機能プログラムがリリースされたらすぐ受け取ることができるように、"リング 4 一般ビジネス ユーザー" 展開リングを構成できました。 最後に、"リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" を構成して、品質更新プログラムの 7 日の延期、機能更新プログラムの 14 日の延期を指定します。

"リング 5 一般ビジネス ユーザー #2" ポリシーの構成

  1. [ポリシー] ワークスペースをクリックします。 中央のウィンドウで [構成ポリシー] をクリックし、詳細ウィンドウで [追加] をクリックします。

    この手順の UI を示しています

  2. 新しいポリシーの作成ウィザードで、[Windows]、[カスタム構成 (Windows 10 Desktop および Mobile 以降)] の順に選択し、[ポリシーの作成] をクリックします。

  3. ポリシーの名前として、「Windows Update for Business - CBB2」と入力します。 次に、[OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックします。

  4. [設定名] に「Enable Clients for CBB」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  5. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/BranchReadinessLevel」と入力します。

  6. [値] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。

    注意

    OMA-URI 設定では大文字と小文字が区別されるため、ポリシー CSP のページで正しい構文を確認してください。

  7. [OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックして、OMA-URI 設定をもう 1 つ追加します。

  8. [設定名] に「Defer quality updates for 7 days」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  9. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/DeferQualityUpdatesPeriodInDays」と入力します。

  10. [値] ボックスに「7」と入力し、[OK] をクリックします。

  11. [OMA-URI 設定] セクションの [追加] をクリックして、OMA-URI 設定をもう 1 つ追加します。

  12. [設定名] に「Defer feature updates for 14 days」と入力し、[データ型] の一覧から [整数型] を選択します。

  13. [OMA-URI] ボックスに「./Vendor/MSFT/Policy/Config/Update/DeferFeatureUpdatesPeriodInDays」と入力します。

  14. [値] ボックスに「14」と入力し、[OK] をクリックします。

    このポリシーの設定

  15. [ポリシーの保存] をクリックします。

  16. [展開ポリシー: Windows Update for Business-CBB2] ダイアログ ボックスで、[はい] をクリックします。

    注意

    このダイアログ ボックスが表示されない場合は、ポリシーを選択し、[展開の管理] をクリックします。

  17. [展開の管理: Windows Update for Business – CBB2] ダイアログ ボックスで、[Ring 5 Broad Business Users #2] (リング 5 一般ビジネス ユーザー #2) グループを選択し、[追加] をクリックして [OK] をクリックします。

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