SymUnDName 関数 (dbghelp.h)

装飾された C++ シンボル名を解除します。

アプリケーションでは UnDecorateSymbolName 関数を 使用することもできます。

構文

BOOL IMAGEAPI SymUnDName(
  [in]  PIMAGEHLP_SYMBOL sym,
  [out] PSTR             UnDecName,
  [in]  DWORD            UnDecNameLength
);

パラメーター

[in] sym

アンコーディングするシンボルを指定する IMAGEHLP_SYMBOL64 構造体へのポインター。

[out] UnDecName

アンコーディングされた名前を受け取るバッファーへのポインター。

[in] UnDecNameLength

UnDecName バッファーのサイズ (文字単位)。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります

関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になります。 拡張エラー情報を取得するには、 GetLastError を呼び出します。

解説

この関数など、すべての DbgHelp 関数はシングル スレッドです。 そのため、複数のスレッドからこの関数を呼び出すと、予期しない動作やメモリ破損が発生する可能性があります。 これを回避するには、複数のスレッドからのすべての同時呼び出しをこの関数に同期する必要があります。

この関数は SymUnDName 関数よりも優先されます。 詳細については、「 プラットフォーム サポートの更新」を参照してください。 SymUnDName は、Dbghelp.h で次のように定義されています。

#if !defined(_IMAGEHLP_SOURCE_) && defined(_IMAGEHLP64)
#define SymUnDName SymUnDName64
#else
BOOL
IMAGEAPI
SymUnDName(
    __in PIMAGEHLP_SYMBOL sym,  
    __out_ecount(UnDecNameLength) PSTR UnDecName,   
    __in DWORD UnDecNameLength 
    );
#endif

要件

   
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー dbghelp.h
Library Dbghelp.lib
[DLL] Dbghelp.dll
再頒布可能パッケージ DbgHelp.dll 5.1 以降

関連項目

DbgHelp 関数

UnDecorateSymbolName