ADsEnumerateNext 関数 (adshlp.h)

ADsEnumerateNext 関数は、列挙子の現在のカーソル位置から指定された数の要素を列挙します。 操作が成功すると、関数はバリアント配列内の列挙された要素セットを返します。 返される要素の数は、指定した数より小さくすることができます。

構文

HRESULT ADsEnumerateNext(
  [in]  IEnumVARIANT *pEnumVariant,
  [in]  ULONG        cElements,
  [out] VARIANT      *pvar,
  [out] ULONG        *pcElementsFetched
);

パラメーター

[in] pEnumVariant

型: IEnumVARIANT*

列挙子オブジェクトの IEnumVARIANT インターフェイスへのポインター。

[in] cElements

種類: ULONG

要求された要素の数。

[out] pvar

型: VARIANT*

取得した要素の配列へのポインター。

[out] pcElementsFetched

種類: ULONG*

取得される要素の実際の数。要求された要素の数よりも小さい場合があります。

戻り値

種類: HRESULT

このメソッドは、標準の戻り値をサポートしています。

その他の戻り値の詳細については、「 ADSI エラー コード」を参照してください。

注釈

コンテナー内のオブジェクトを列挙する一般的なプロセスには、次の処理が含まれます。

まず、そのコンテナーに列挙子オブジェクトを作成します。

次に、 IEnumVARIANT インターフェイス ポインターを取得します。

3 番目に、 ADsEnumerateNext 関数を呼び出して、列挙子オブジェクトから要素の列挙セットを返します。

4 つ目は、 ADSFreeEnumerator 関数を呼び出して列挙子オブジェクトを解放します。

詳細とコード例については、 ADsBuildEnumerator のトピックを参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー adshlp.h
Library Activeds.lib
[DLL] Activeds.dll

こちらもご覧ください

ADSI エラー コード

ADSI 関数

ADsBuildEnumerator

ADsFreeEnumerator

FreeADsMem

IEnumVARIANT