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STGOPTIONS 構造体 (coml2api.h)

STGOPTIONS 構造体は、StgCreateStorageEx 関数および StgOpenStorageEx 関数のストレージ オブジェクトの機能 (セクター サイズなど) を指定します。

構文

typedef struct tagSTGOPTIONS {
  USHORT      usVersion;
  USHORT      reserved;
  ULONG       ulSectorSize;
  const WCHAR *pwcsTemplateFile;
} STGOPTIONS;

メンバー

usVersion

STGOPTIONS 構造体のバージョンを指定します。 STGOPTIONS_VERSIONに設定 されます

メモusVersion を 1 に設定すると、ulSectorSize メンバーを設定できます。 これは、大規模なセクターのドキュメント ファイルを作成する場合に便利です。 ただし、 usVersion が 1 に設定されている場合、 pwcsTemplateFile メンバーは使用できません。
 
Windows 2000 以降では、 バージョン 1 のSTGOPTIONS_VERSIONを 1 に設定できます。

Windows XP 以降では、 STGOPTIONS_VERSION バージョン 2 の場合は 2 に設定できます。

Windows 2000 より前のオペレーティング システムの場合: バージョン 0 の場合、STGOPTIONS_VERSIONは 0 に設定されます。

reserved

今後使用するために予約されています。0 にする必要があります。

ulSectorSize

ストレージ オブジェクトのセクター サイズを指定します。 既定値は 512 バイトです。

pwcsTemplateFile

暗号化されたファイル システム (EFS) メタデータが新しく作成された構造化ストレージ ファイルに転送されるファイルの名前を指定します。 このメンバーは、stgCreateStorageExSTGFMT_DOCFILEが使用されている場合にのみ有効です。

Windows XP 以降では、次の手順を実行します。 pwcsTemplateFile メンバーは、バージョン 2 以降が usVersion メンバーで指定されている場合にのみ有効です。

注釈

STGOPTIONS は Unicode API でのみサポートされています。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
Header coml2api.h (Objbase.h を含む)

こちらもご覧ください

複合ファイルの実装の制限

StgCreateStorageEx

StgOpenStorageEx