OleCreateFontIndirect 関数 (olectl.h)

FONTDESC 構造体のフォントのプロパティの初期説明を使用して、標準フォント オブジェクトを作成および初期化します。 関数は、riid パラメーターで呼び出し元によって指定された新しいフォント オブジェクトへのインターフェイス ポインターを返します。 QueryInterface 呼び出しはこの呼び出しの一部です。 呼び出し元は、返されたインターフェイス ポインターを介して Release を呼び出す役割を担います。

構文

WINOLECTLAPI OleCreateFontIndirect(
  [in]  LPFONTDESC lpFontDesc,
  [in]  REFIID     riid,
  [out] LPVOID     *lplpvObj
);

パラメーター

[in] lpFontDesc

フォントの初期状態を含む呼び出し元によって割り当てられた FONTDESC 構造体のアドレス。 この値は NULL にすることはできません。

[in] riid

lplpvObj で返されるインターフェイス ポインターの型を記述するインターフェイスの識別子への参照。

[out] lplpvObj

riid で要求されたインターフェイス ポインターを受け取るポインター変数のアドレス。 正常に戻ると、このパラメーターには、新しく作成されたフォント オブジェクトに要求されたインターフェイス ポインターが含まれます。 成功した場合、呼び出し元は、新しいオブジェクトが不要になったときに、このインターフェイス ポインターを介して Release を呼び出す必要があります。 失敗した場合、 の値は NULL に設定 されます

戻り値

この関数は、成功したS_OKを返します。 その他の使用可能な値は次のとおりです。

リターン コード 説明
E_NOINTERFACE
指定されたインターフェイス識別子が無効です。
E_UNEXPECTED
予期しないエラーが発生しました。
E_OUTOFMEMORY
操作のメモリが不足しています。
E_INVALIDARG
1 つ以上のパラメーターが無効です。
E_POINTER
pFontDesc または ppvObj のアドレスが無効です。 pFontDescNULL に設定されている場合、関数は NO_ERRORを返します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー olectl.h
Library OleAut32.lib
[DLL] OleAut32.dll

こちらもご覧ください

FONTDESC