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OCSP_BASIC_RESPONSE_ENTRY構造体 (wincrypt.h)

OCSP_BASIC_RESPONSE_ENTRY構造体には、1 つの証明書の現在の証明書の状態が含まれています。 この構造体は、rgResponseEntry メンバー OCSP_BASIC_RESPONSE_INFOを設定します。

構文

typedef struct _OCSP_BASIC_RESPONSE_ENTRY {
  OCSP_CERT_ID    CertId;
  DWORD           dwCertStatus;
  union {
    POCSP_BASIC_REVOKED_INFO pRevokedInfo;
  } DUMMYUNIONNAME;
  FILETIME        ThisUpdate;
  FILETIME        NextUpdate;
  DWORD           cExtension;
  PCERT_EXTENSION rgExtension;
} OCSP_BASIC_RESPONSE_ENTRY, *POCSP_BASIC_RESPONSE_ENTRY;

メンバー

CertId

オンライン証明書状態プロトコル (OCSP) 応答のターゲット証明書を指定するOCSP_CERT_ID構造体。

dwCertStatus

ターゲット証明書の失効状態を示す 値。

RFC 2560 では 、証明書の状態に関して次の値が定義されています。

意味
OCSP_BASIC_GOOD_CERT_STATUS
0
証明書は失効していません。
OCSP_BASIC_REVOKED_CERT_STATUS
1
証明書は永続的または一時的に取り消されます。
OCSP_BASIC_UNKNOWN_CERT_STATUS
2
レスポンダーには、ターゲット証明書に関する情報がありません。

DUMMYUNIONNAME

DUMMYUNIONNAME.pRevokedInfo

ターゲット証明書が取り消された理由を指定する OCSP_BASIC_REVOKED_INFO 構造体へのポインター。

ThisUpdate

dwCertStatus によって示される応答が正しいことがわかっている日時。

NextUpdate

証明書の状態に対して新しい情報を使用できる日付と時刻。 値 0 は、証明書の状態が期限切れになることないことを示します。

cExtension

rgExtension 配列内の要素の数。

rgExtension

CERT_EXTENSION構造体へのポインターの配列。それぞれに応答に関する追加情報が含まれています。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
Header wincrypt.h

こちらもご覧ください

CERT_EXTENSION

OCSP_BASIC_RESPONSE_INFO

OCSP_BASIC_REVOKED_INFO

OCSP_CERT_ID

RFC 2560 Online Certificate Status Protocol