Unity AR カメラ設定プロバイダー — MRTK2

Unity AR カメラ設定プロバイダーは、Mixed Reality アプリケーションを Android と iOS デバイスで実行できるようにする実験的な MRTK コンポーネントです。

Unity AR カメラ設定プロバイダーのオプション

Unity AR カメラの設定の構成

シーンにプロバイダーを追加する方法に関するガイド: iOS と Android 用に MRTK を構成する方法

追跡の設定

Unity AR カメラ設定プロバイダーでは、追跡の実行方法に関する構成オプションを使用できます。 これらは、Unity AR カメラ設定プロバイダーの実装に固有の設定です。

ポーズのソース

ポーズのソースでは、拡張現実の追跡ポーズで使用できる種類を定義します。 一般に、これらの値は、アプリケーションが実行されているデバイスのコンポーネントにマップされます。

次の表では、使用できるオプションについて説明します。

オプション 説明
Center ヘッド マウント デバイスのセンター アイ。
カラー カメラ モバイル デバイスのカラー カメラ。
Head ヘッド マウント デバイスのヘッド アイ。たいていはセンター アイの少し上。
レフト アイ ヘッド マウント デバイスのレフト アイ。
レフト ポーズ 左側のコントローラーのポーズ。
ライト アイ ヘッド マウント デバイスのライト アイ。
ライト ポーズ 右側のコントローラーのポーズ。

ポーズのソースの既定値は、[カラー カメラ] です。これによって携帯電話やタブレットなどのモバイル デバイスで透過型ディスプレイを使用できます。

[追跡の種類]

[追跡の種類] では、追跡に使用されるポーズの一部を定義します。

次の表では、使用できるオプションについて説明します。

オプション 説明
[位置] デバイスの位置。
回転 デバイスの回転。
回転と位置 デバイスの位置と回転。

[追跡の種類] の既定値は、[回転と位置] です。これによって、非常に豊富な追跡エクスペリエンスが実現します。

更新プログラムの種類

更新プログラムの種類は、フレームの処理中のどの時点で姿勢データがサンプリングされるのかを定義します。

次の表では、使用できるオプションについて説明します。

オプション 説明
レンダリング前 レンダリングの直前。
更新 フレームの更新フェーズ中。
更新時およびレンダリング前 更新フェーズ中とレンダリング直前。

追跡の種類の既定値は、[更新時およびレンダリング前] です。これによって追跡の待機時間を最短にすることができます。

関連項目