ISecurityInformation インターフェイス (aclui.h)

ISecurityInformation インターフェイスを使用すると、アクセス制御エディターは CreateSecurityPage および EditSecurity 関数の呼び出し元と通信できます。 エディターはインターフェイス メソッドを呼び出して、ページの初期化に使用される情報を取得し、ユーザーが使用できる編集オプションを決定します。 エディターはインターフェイス メソッドも呼び出して、ユーザーの入力をアプリケーションに渡します。

LPSECURITYINFO 型は、ISecurityInformation オブジェクトへのポインターです。

継承

ISecurityInformation インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 ISecurityInformation には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

ISecurityInformation インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
ISecurityInformation::GetAccessRights

GetAccessRights メソッドは、セキュリティ保護可能なオブジェクトに対して制御できるアクセス権に関する情報を要求します。
ISecurityInformation::GetInheritTypes

GetInheritTypes メソッドは、子オブジェクトによって ACE を継承する方法に関する情報を要求します。 詳細については、「ACE 継承」を参照してください。
ISecurityInformation::GetObjectInformation

GetObjectInformation メソッドは、アクセス制御エディターがページを初期化し、ユーザーが使用できる編集オプションを決定するために使用する情報を要求します。
ISecurityInformation::GetSecurity

GetSecurity メソッドは、セキュリティ記述子が編集されているセキュリティ保護可能なオブジェクトのセキュリティ記述子を要求します。 アクセス制御エディターは、このメソッドを呼び出して、オブジェクトの現在または既定のセキュリティ記述子を取得します。
ISecurityInformation::MapGeneric

MapGeneric メソッドは、アクセス マスク内の汎用アクセス権を、対応する標準および特定のアクセス権にマップするように要求します。
ISecurityInformation::P ropertySheetPageCallback

PropertySheetPageCallback メソッドは、EditSecurity または CreateSecurityPage 呼び出し元に、アクセス 制御エディターのプロパティ ページが作成または破棄されていることを通知します。
ISecurityInformation::SetSecurity

SetSecurity メソッドは、セキュリティ保護可能なオブジェクトにユーザーが適用するセキュリティ情報を含むセキュリティ記述子を提供します。 アクセス制御エディターは、ユーザーが [Ok] または [適用] をクリックすると、このメソッドを呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー aclui.h

こちらもご覧ください

Access Control エディター

Access Control エディター関数

CreateSecurityPage

EditSecurity

ISecurityInformation2