CONVCONTEXT 構造体 (ddeml.h)

Dynamic Data Exchange (DDE) クライアント アプリケーションによって提供される情報が含まれます。 この情報は、特殊な DDE 会話や言語間の DDE 会話に役立ちます。

構文

typedef struct tagCONVCONTEXT {
  UINT                        cb;
  UINT                        wFlags;
  UINT                        wCountryID;
  int                         iCodePage;
  DWORD                       dwLangID;
  DWORD                       dwSecurity;
  SECURITY_QUALITY_OF_SERVICE qos;
} CONVCONTEXT, *PCONVCONTEXT;

メンバー

cb

型: UINT

構造体のサイズ (バイト単位)。

wFlags

型: UINT

会話コンテキスト フラグ。 現在、このメンバーにはフラグは定義されていません。

wCountryID

型: UINT

トピック名と項目名の文字列の国/地域コード識別子。

iCodePage

型: int

topic-name 文字列と item-name 文字列のコード ページ。 多言語以外のクライアントでは、このメンバーを CP_WINANSI に設定する必要があります。 Unicode クライアントでは、この値を CP_WINUNICODE に設定する必要があります。

dwLangID

型: DWORD

topic-name 文字列と item-name 文字列の 言語識別子

dwSecurity

型: DWORD

プライベート (アプリケーション定義) セキュリティ コード。

qos

種類: SECURITY_QUALITY_OF_SERVICE

特定の会話中に DDE クライアントがシステムから求めるサービスの品質。 指定されたサービス レベルの品質は、会話の期間続きます。 会話を開始した後は変更できません。

解説

セキュリティの警告

セキュリティを強化するために、アプリケーションで dwSecurity メンバーを使用してセキュリティ コードを指定できます。 その後、アプリケーションは DdeCallback 関数でこの値を調べて、クライアント アプリケーションの ID をチェックできます。 ただし、アプリケーションにハードコーディングされた値が検出される可能性があります。 そのため、ユーザー入力など、他の方法でセキュリティ コードを提供する必要がある場合があります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
Header ddeml.h (Windows.h を含む)

関連項目

動的データ交換管理ライブラリ