DML_ELEMENT_WISE_CLIP_GRAD1_OPERATOR_DESC構造体 (directml.h)

DML_OPERATOR_ELEMENT_WISE_CLIP1のバックプロパティ グラデーションを計算します。

f(x, gradient) = if x <= Min then 0
                 if x >= Max then 0
                 else        then gradient

この演算子はインプレース実行をサポートします。つまり、バインド中に OutputTensorInputTensor の別名を指定できます。

構文

struct DML_ELEMENT_WISE_CLIP_GRAD1_OPERATOR_DESC {
  const DML_TENSOR_DESC *InputTensor;
  const DML_TENSOR_DESC *InputGradientTensor;
  const DML_TENSOR_DESC *OutputGradientTensor;
  DML_TENSOR_DATA_TYPE  MinMaxDataType;
  DML_SCALAR_UNION      Min;
  DML_SCALAR_UNION      Max;
};

メンバー

InputTensor

型: const DML_TENSOR_DESC*

入力機能テンソル。 これは通常、前方パスでDML_OPERATOR_ELEMENT_WISE_CLIP1する InputTensor と同じテンソルです。

InputGradientTensor

型: const DML_TENSOR_DESC*

受信グラデーションテンソル。 これは通常、前のレイヤーのバックプロパティの出力から取得されます。 通常、このテンソルは、前方パスの対応するDML_OPERATOR_ELEMENT_WISE_CLIP1出力と同じサイズになります。

OutputGradientTensor

型: const DML_TENSOR_DESC*

バックプロパティのグラデーションを含む出力テンソル。 通常、このテンソルは、前方パスの対応するDML_OPERATOR_ELEMENT_WISE_CLIP1入力と同じサイズになります。

MinMaxDataType

種類: DML_TENSOR_DATA_TYPE

OutputTensor.DataType と一致する必要がある Min メンバーと Max メンバーのデータ型。

Min

種類: DML_SCALAR_UNION

最小値。 x がこの値以下の場合、グラデーションの結果は 0 になります。 MinMaxDataType は、フィールドの解釈方法を決定します。

Max

種類: DML_SCALAR_UNION

最大値。 x がこの値以上の場合、グラデーションの結果は 0 になります。 MinMaxDataType は、フィールドの解釈方法を決定します。

解説

可用性

この演算子は 、DML_FEATURE_LEVEL_5_0で導入されました。

テンソル制約

InputGradientTensorInputTensor、および OutputGradientTensor には、同じ DataTypeDimensionCount、および サイズが必要です。

Tensor のサポート

テンソル 種類 サポートされているディメンション数 サポートされるデータ型
InputTensor 入力 1 から 8 FLOAT32、FLOAT16、INT64、INT32、INT16、INT8、UINT64、UINT32、UINT16、UINT8
InputGradientTensor 入力 1 から 8 FLOAT32、FLOAT16、INT64、INT32、INT16、INT8、UINT64、UINT32、UINT16、UINT8
OutputGradientTensor 出力 1 から 8 FLOAT32、FLOAT16、INT64、INT32、INT16、INT8、UINT64、UINT32、UINT16、UINT8

要件

   
ヘッダー directml.h