IFillLockBytes::FillAt メソッド (objidl.h)

FillAt メソッドは、バイト配列内の指定した場所に新しいデータ ブロックを書き込みます。

構文

HRESULT FillAt(
  [in]  ULARGE_INTEGER ulOffset,
  [in]  const void     *pv,
  [in]  ULONG          cb,
  [out] ULONG          *pcbWritten
);

パラメーター

[in] ulOffset

バイト配列の最初の要素からのオフセット (バイト数で表されます)。

[in] pv

uIOffset によって指定された場所に書き込まれるデータへのポインター。

[in] cb

pv のサイズ (バイト単位)。

[out] pcbWritten

正常に書き込まれたバイト数。

戻り値

この関数は、次に加えて、標準の戻り値E_OUTOFMEMORY、E_UNEXPECTED、E_INVALIDARG、およびE_FAILをサポートします。

リターン コード 説明
E_NOTIMPL バイト配列は FillAt メソッドをサポートしていません。

注釈

FillAt メソッドは、非必要なダウンロード (HTTP バイト範囲要求など) に使用されます。 非必要なダウンロードでは、呼び出し元は、さまざまなデータ ブロックを書き込むバイト配列内の範囲を指定します。 ILockBytes::ReadAt への複合ファイル実装による後続の呼び出しは、バイト配列ラッパー オブジェクトの ILockBytes の独自の実装によって、基になるバイト配列に渡されます。 このメソッドは現在実装されておらず、E_NOTIMPLを返します。

メモ システム提供の IFillLockBytes 実装は FillAt を サポートせず、E_NOTIMPLを返します。
 

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー objidl.h
Library Uuid.lib
[DLL] Ole32.dll

こちらもご覧ください

IFillLockBytes - 実装

IFillLockBytes::FillAppend

ILockBytes::ReadAt