IMoniker::IsSystemMoniker メソッド (objidl.h)

このモニカーがシステム提供のモニカー クラスの 1 つであるかどうかを判断します。

構文

HRESULT IsSystemMoniker(
  [out] DWORD *pdwMksys
);

パラメーター

[out] pdwMksys

MKSYS 列挙から値の 1 つを受け取り、COM モニカー クラスのいずれかを参照する変数へのポインター。 このパラメーターを NULL にすることはできません。

戻り値

このメソッドは、モニカーがシステム モニカーであることを示すS_OKを返し、それ以外の場合はS_FALSE。

注釈

呼び出し元へのメモ

MKSYS 列挙の新しい値は、将来定義される可能性があります。そのため、関心のある値ごとに明示的にテストする必要があります。

実装者へのメモ

このメソッドの実装では、MKSYS_NONEを返す必要があります。 この関数を使用して、独自のモニカーを識別することはできません (たとえば、 IMoniker::ComposeWith の実装)。 代わりに、モニカーの IPersist::GetClassID の実装を使用するか、 QueryInterface を 使用して独自のプライベート インターフェイスをテストする必要があります。

実装固有の注意事項

実装 メモ
アンチモニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_ANTIMONIKERを渡します。
クラス モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_CLASSMONIKERを渡します。
ファイル モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_CLASSMONIKERを渡します。
汎用複合モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_GENERICCOMPOSITEを渡します。
アイテム モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_ITEMMONIKERを渡します。
OBJREF モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_OBJREFMONIKERを渡します。
ポインター モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_POINTERMONIKERを渡します。
URL モニカー このメソッドは、S_OKを返し、MKSYS_URLMONIKERを渡します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー objidl.h

こちらもご覧ください

Imoniker