IPointerInactive インターフェイス (ocidl.h)

ほとんどの場合、オブジェクトを非アクティブにしたまま、ドラッグ アンド ドロップを含むマウスとの対話に参加できるようにします。

オブジェクトはアクティブ (インプレースまたは UI アクティブ) にすることも、非アクティブ (読み込みまたは実行) することもできます。 アクティブ オブジェクトはウィンドウを作成し、Windows のマウス メッセージとキーボード メッセージを受信できます。 非アクティブなオブジェクトは、それ自体をレンダリングし、そのデータを特定の形式で表現できます。 これらはより多くの機能を提供しますが、アクティブなオブジェクトは非アクティブなオブジェクトよりも多くのリソースを消費します。 通常、非アクティブなオブジェクトよりも大きく、遅くなります。 したがって、オブジェクトを非アクティブにしておくと、パフォーマンスが向上する可能性があります。

ただし、コントロールなどのオブジェクトは、コンテナー アプリケーションのユーザー インターフェイスに参加できるように、マウス ポインターを制御し、マウス イベントを発生させ、ドロップ ターゲットとして機能できる必要があります。

継承

IPointerInactive インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IPointerInactive には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IPointerInactive インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IPointerInactive::GetActivationPolicy

オブジェクトの現在のアクティブ化ポリシーを取得します。 このメソッドは、非アクティブなオブジェクトがマウス ポインターの下にある場合に、WM_SETCURSORまたはWM_MOUSEMOVEメッセージの受信時にコンテナーによって呼び出されます。
IPointerInactive::OnInactiveMouseMove

オブジェクトがマウス イベントを発生できるように、マウス ポインターがその上に移動したことをオブジェクトに通知します。 このメソッドは、非アクティブなオブジェクトがマウス ポインターの下にある場合に、WM_MOUSEMOVE メソッドの受信時にコンテナーによって呼び出されます。
IPointerInactive::OnInactiveSetCursor

非アクティブなオブジェクトのマウス ポインターを設定します。 このメソッドは、非アクティブなオブジェクトがマウス ポインターの下にある場合に、WM_SETCURSOR メソッドの受信時にコンテナーによって呼び出されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー ocidl.h