IAccPropServices::D ecomposeHwndIdentityString メソッド (oleacc.h)

このメソッドを使用して、ID 文字列によって識別されるアクセス可能な要素の HWND、オブジェクト ID、および子 ID を決定します。

構文

HRESULT DecomposeHwndIdentityString(
  [in]  const BYTE *pIDString,
  [in]  DWORD      dwIDStringLen,
  [out] HWND       *phwnd,
  [out] DWORD      *pidObject,
  [out] DWORD      *pidChild
);

パラメーター

[in] pIDString

型: const BYTE*

HWND ベースのアクセス可能な要素の ID 文字列を含むバッファーへのポインター。

[in] dwIDStringLen

型: DWORD

pIDString によって指定される ID 文字列の長さを指定します。

[out] phwnd

種類: HWND*

アクセス可能な要素の HWND を受け取るバッファーへのポインター。

[out] pidObject

型: DWORD*

アクセスできる要素のオブジェクト ID を受け取るバッファーへのポインター。

[out] pidChild

型: DWORD*

アクセスできる要素の子 ID を受け取るバッファーへのポインター。

戻り値

型: HRESULT

成功した場合は、S_OK を返します。

phwndpidObject、または pidChild が無効な場合、または指定された ID 文字列が HWND ベースの ID 文字列でない場合は、E_INVALIDARGを返します。

メモリ不足などの例外的なエラー状態で他のエラー コードを返す場合があります。

注釈

このメソッドは、指定された ID 文字列が HWND ベースの ID 文字列である場合にのみ成功します。 このメソッドは、指定された ID 文字列から、クライアントがサーバーを呼び出している子要素 (idChild) をサーバーが判断できるため、ANNO_CONTAINER スコープに登録された IAccPropServer コールバック サーバーで使用する場合に便利です。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー oleacc.h (最初に OleAcc.h を含める Initguid.h を含めます。
[DLL] Oleacc.dll
再頒布可能パッケージ SP6 以降および Windows 98 を使用した Windows NT 4.0 のアクティブなアクセシビリティ 2.0 RDK