SetProcessAffinityUpdateMode 関数 (processthreadsapi.h)

指定したプロセスのアフィニティ更新モードを設定します。

構文

BOOL SetProcessAffinityUpdateMode(
  [in] HANDLE hProcess,
  [in] DWORD  dwFlags
);

パラメーター

[in] hProcess

プロセスのハンドル。 このハンドルは 、GetCurrentProcess 関数によって返される必要があります。

[in] dwFlags

アフィニティ更新モード。 このパラメーターには、次の値のいずれかを指定できます。

意味
0
システムによるプロセス アフィニティの動的更新を無効にします。
PROCESS_AFFINITY_ENABLE_AUTO_UPDATE
0x00000001UL
システムによるプロセス アフィニティの動的更新を有効にします。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

システムは、プロセッサが動的に追加される場合など、さまざまな条件下でプロセス アフィニティを調整できます。 既定では、プロセス アフィニティの動的更新はプロセスごとに無効になります。

プロセスはこの関数を使用して、システムによるプロセス アフィニティの動的な調整を処理できるかどうかを示す必要があります。 プロセスでアフィニティ更新モードを有効にすると、この関数を呼び出して無効にすることができます。 ただし、この関数を使用して無効にした後、プロセスでアフィニティ更新モードを有効にすることはできません。

子プロセスは、親プロセスのアフィニティ更新モードを継承しません。 アフィニティ更新モードは、子プロセスごとに明示的に設定する必要があります。

この関数を呼び出すアプリケーションをコンパイルするには、0x0600 以降として_WIN32_WINNTを定義します。 詳細については、「 Windows ヘッダーの使用」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント WINDOWS Vista と SP1 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー processthreadsapi.h (Windows 7 の Windows.h、Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

QueryProcessAffinityUpdateMode