IRichEditOleCallback::QueryAcceptData メソッド (richole.h)

貼り付け操作またはドラッグ イベント中に、貼り付けまたはドラッグされたデータを受け入れるかどうかを決定します。

構文

HRESULT QueryAcceptData(
  LPDATAOBJECT lpdataobj,
  CLIPFORMAT   *lpcfFormat,
  DWORD        reco,
  BOOL         fReally,
  HGLOBAL      hMetaPict
);

パラメーター

lpdataobj

型: LPDATAOBJECT

貼り付けまたはドラッグされるデータ オブジェクト。

lpcfFormat

種類: CLIPFORMAT*

貼り付け操作またはドロップ操作に使用されるクリップボード形式。 lpcfFormat が指す値が 0 の場合は、使用可能な最適な形式が使用されます。 コールバックが lpcfFormat によって指す値を変更した場合、リッチ エディット コントロールはその形式のみを使用し、形式が使用できない場合、操作は失敗します。

reco

型: DWORD

クリップボード操作フラグ。これらの値のいずれかを指定できます。

意味
RECO_DROP
ドロップ操作 (ドラッグ アンド ドロップ)。
RECO_PASTE
クリップボードから貼り付けます。

fReally

種類: BOOL

ドラッグ ドロップが実際に行われているか、それとも単なるクエリであるかを示します。 0 以外の値は、貼り付けまたはドロップが実際に発生したことを示します。 0 の値は、操作が単なるクエリ ( EM_CANPASTEなど) であることを示します。

hMetaPict

種類: HGLOBAL

貼り付けの特殊な操作によってオブジェクトに DVASPECT_ICON が適用されている場合は、オブジェクトのアイコン ビューを含むメタファイルを処理します。

戻り値

型: HRESULT

成功すると S_OK を返します。 「解説」を参照してください。

Remarks

失敗した場合、リッチ エディット コントロールはデータを拒否し、操作を終了します。 それ以外の場合、コントロールはデータ自体に許容される形式をチェックします。 S_OK以外の成功コードは、コールバックがデータ自体をチェックしたか (fReallyFALSE の場合)、データ自体をインポートしたことを意味します (fReallyTRUE の場合)。 アプリケーションがS_OK以外の成功コードを返す場合、コントロールは編集コントロールの読み取り専用状態をチェックしません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー richole.h
[DLL] Msftedit.dll

こちらもご覧ください

IRichEditOleCallback