SetFileSecurityW 関数 (securitybaseapi.h)

SetFileSecurity 関数は、ファイルまたはディレクトリ オブジェクトのセキュリティを設定します。

この関数は、現在使用されていません。 代わりに SetNamedSecurityInfo 関数を使用してください。

構文

BOOL SetFileSecurityW(
  [in] LPCWSTR              lpFileName,
  [in] SECURITY_INFORMATION SecurityInformation,
  [in] PSECURITY_DESCRIPTOR pSecurityDescriptor
);

パラメーター

[in] lpFileName

セキュリティが設定されているファイルまたはディレクトリを指定する null で終わる文字列へのポインター。 ディレクトリに適用されるセキュリティは、その子によって継承されないことに注意してください。

[in] SecurityInformation

pSecurityDescriptor パラメーターによって指されるセキュリティ記述子の内容を識別するSECURITY_INFORMATION構造体を指定します。

[in] pSecurityDescriptor

SECURITY_DESCRIPTOR構造体へのポインター。

戻り値

関数が成功した場合、関数は 0 以外の値を返します。

関数が失敗すると、0 が返されます。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

SetFileSecurity 関数は、次の条件が満たされた場合にのみ成功します。

  • オブジェクトの所有者が設定されている場合、呼び出し元 のプロセス には、WRITE_OWNERアクセス許可を持っているか、オブジェクトの所有者である必要があります。
  • オブジェクトの 随意アクセス制御リスト (DACL) が設定されている場合、呼び出し元のプロセスには、WRITE_DACアクセス許可が必要です。または、オブジェクトの所有者である必要があります。
  • オブジェクトの システム アクセス制御リスト (SACL) が設定されている場合は、呼び出し元プロセスに対してSE_SECURITY_NAME特権を有効にする必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー securitybaseapi.h (Windows.h を含む)
Library Advapi32.lib
[DLL] Advapi32.dll

こちらもご覧ください

GetFileSecurity
低レベルのAccess Control
低レベルのAccess Control関数
SECURITY_DESCRIPTOR
SECURITY_INFORMATION
SetKernelObjectSecurity
SetNamedSecurityInfoSetPrivateObjectSecurity
SetUserObjectSecurity