ITextPara::SetIndents メソッド (tom.h)

段落の 1 行目のインデント、左インデント、および右インデントを設定します。

構文

HRESULT SetIndents(
  [in] float First,
  [in] float Left,
  [in] float Right
);

パラメーター

[in] First

型: float

段落の最初の行のインデント (左インデントを基準に)。 値は浮動小数点で、正または負の値を指定できます。

[in] Left

型: float

段落の最初の行を除くすべての行の左インデント (左余白を基準)。 値は浮動小数点で、正または負の値を指定できます。

[in] Right

型: float

段落内のすべての行の右インデント (右余白を基準に)。 値は浮動小数点で、正または負の値を指定できます。 この値は省略可能です。

戻り値

型: HRESULT

ITextPara::SetIndents が成功すると、S_OKが返されます。 メソッドが失敗した場合は、次のいずれかの COM エラー コードを返します。 COM エラー コードの詳細については、「COM でのエラー処理」を参照してください。

リターン コード 説明
Value
意味
E_INVALIDARG
引数が無効です。
E_ACCESSDENIED
書き込みアクセスが拒否されました。
E_OUTOFMEMORY
メモリ不足です。
CO_E_RELEASED
段落書式オブジェクトは、削除された範囲にアタッチされます。

注釈

行のインデントは、余白にテキストを配置できません。 1 行目のインデントが負の値 (大きい段落の場合) に設定され、左インデントが 0 の場合、1 行目のインデントは 0 にリセットされます。 プロパティ セットを保持しているときにこの問題を回避するには、最初の行のインデント値を明示的に 0 に設定するか、 ITextPara::Reset メソッドを呼び出して設定します。 次に、 ITextPara::SetIndents を呼び出して、負でない左インデント値を設定し、目的の 1 行目のインデントを設定します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー tom.h
[DLL] Msftedit.dll

関連項目

概念

ITextPara

リファレンス

リセット

Text オブジェクト モデル