EngMovePointer 関数 (winddi.h)

EngMovePointer 関数は、エンジンによって管理されるポインターをデバイス上に移動します。

構文

ENGAPI VOID EngMovePointer(
  [in] SURFOBJ *pso,
  [in] LONG    x,
  [in] LONG    y,
  [in] RECTL   *prcl
);

パラメーター

[in] pso

ポインターを移動する表示装置画面を記述する SURFOBJ 構造体へのポインター。

[in] x

ポインターのホット スポットを配置する必要があるディスプレイで x 座標を指定します。

負の x 値は、描画が現在の場所で行われようとしているため、ポインターをディスプレイから削除する必要があることを示します。 ポインターがディスプレイから削除され、 x 値が負でない場合は、ポインターを復元する必要があります。

[in] y

ポインターのホット スポットを配置する必要があるディスプレイで y 座標を指定します。

[in] prcl

ディスプレイ上のポインターの影響を受けるすべてのピクセルを境界とする領域を定義する RECTL 構造体へのポインター。 ドライバーは、DrvMovePointer 関数で受け取った prcl パラメーターを渡す必要があります。 GDI は、最初に画面からポインターを削除しないと、この四角形に描画されません。 このパラメーターは、NULL でもかまいません。

戻り値

なし

解説

ディスプレイ ドライバーでスレッドが描画されている間は、EngMovePointer を呼び出してはなりません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header winddi.h (Winddi.h を含む)
Library Win32k.lib
[DLL] Win32k.sys

こちらもご覧ください

DEVINFO

DrvMovePointer

EngSetPointerShape

SURFOBJ