IWMCodecPrivateData::GetPrivateData メソッド (wmcodecdsp.h)

IWMCodecPrivateData::SetPartialOutputType メソッドを使用して渡された出力の種類に基づいて、ビデオ コンテンツのコーデック データを取得します。

構文

HRESULT GetPrivateData(
  [out]     BYTE  *pbData,
  [in, out] ULONG *pcbData
);

パラメーター

[out] pbData

プライベート データを受信するバッファーのアドレス。 これを NULL に設定すると、プライベート データを保持するために必要なサイズが pcbData に返されます。

[in, out] pcbData

プライベート データのサイズ (バイト単位) へのポインター。 pbData が NULL の場合、メソッドはこれを正しい値に設定します。

戻り値

このメソッドは HRESULT を返します。 有効な値を次の表に示しますが、これ以外にもあります。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドが成功しました。

注釈

エンコーダー オブジェクトにプロパティを設定する場合は、プライベート データを取得する前にその構成を完了する必要があります。 プロパティを変更すると、以前に取得されたすべてのプライベート データが無効になります。 プライベート データを取得した後でプロパティを変更する場合は、もう一度取得し、出力の種類をリセットします。

IWMCodecPrivateData::SetPartialOutputType を呼び出して、出力メディアの種類 (プライベート データを追加せずに) コーデックを指定した後で、このメソッドを呼び出す必要があります。

プライベート データを取得した後、VIDEOINFOHEADER と pcbData のサイズのバッファーを割り当てます。 次に、部分的な出力の種類のデータをバッファーの先頭にコピーし、プライベート データを追加します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wmcodecdsp.h

こちらもご覧ください

IWMCodecPrivateData インターフェイス